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美母淫辱   第5章 熟れ肉を晒す聖母 その4

「どう正明、気持ちいい?」
「うん、すっごく気持ちがいい・・・」
 正明がうっとりしたように答えると、美和子は乳房がひしゃげるほど両手に力を入れ、上半身ごと上下に動かし始めた。
 肉棒が、二つの乳房の間を、ヒクヒク痙攣しながら出たり入ったりしている。しかも母は、王冠部がニューと突き出してくるたびにパクッ、と口にくわえたり、舌の腹をキュッと素早く押しつけてくる。
 正明はあまりの気持ちよさに身悶えし、断続的に呻き声を漏らし続けた。
 思えば正明は、赤ん坊のとき母のこの乳房に無心でしゃぶりついていたのだ。
 正明にとって母の乳房は、命をはぐくんでくれる神聖な球体だったわけだ。その乳房で肉棒を締めつけられ、これほどの快感を味わおうとは、正明は夢にも思わなかった。
 美和子は、額に汗を浮かべ鼻の穴を膨らませてパイズリを続けていた。コリッ、とした乳首がときおり正明の下腹部に擦りつけられる。
 正明は、急速に射精感が込み上げてくるのを感じた。
「お母さん・・・なんだか出そうになってきた・・・」
「待って正明、まだ我慢して、お母さんの中に出して」
 そう言われ、正明は必死に自分を押さえつけた。
 美和子は掴みしめていた乳房を離し肉棒を開放してやると、膝立ちになって体を前に進めた。
 肉棒の上に股間を持ってきた美和子は、肉棒に両手をしっかりと絡みつかせ、固定したそこにゆっくりと腰を沈めてきた。
 先端にぶにゅっ、と肉穴が押しつけられた。いったんはすぼまって亀頭を押し返してきたが、美和子がさらに重い尻を押し下げると、すぐにヌメリと広がって砲身を飲み込み始める。
「あっ・・・入っていくよ・・・・お母さんの中に・・・」
 正明の声は、引きつっていた。
 粘膜を掻き分けながら、肉棒が母の胎内深くのめり込んでいく。一度経験していることではあるが、昨日とはまるで感じが違っていた。
 昨日は、無我夢中で突っ込んでいただけで、粘膜の微妙な感触など味わいようもなかった。しかし今夜は違う。ねっとりした粘膜が砲身をすっぽり包み込んでくる感触や、煮えたぎるような膣内の熱さが、手に取るように伝わってくるのだ。
「正明・・・」
 美和子が、熱い吐息を正明の顔に吹きかけながら声を息子の名をよび、ズンッ、と尻を下ろしきった。
 ズブズブッ、と肉棒は根本まで埋没してしまい、結合部は、合わさった二人の陰毛に隠れて見えなくなる。
「ああ、正明が・・・お母さんの中で・・・ヒクヒク痙攣しているわ・・・」
「わかるの? お母さん」
「ええっ、わかるわよ」
 美和子は湿った艶のある声で言いい、正明の肩をはさむように、両手をベットの上に添えて腰を動かしはじめた。
 最初は上下にではなく、肉穴で砲身をこねまわすように尻をゆっくりと回した。
 砲身がやわらかくてきつい肉壺のなかで、根本を中心にねじ回され、痺れるほど気持ちいい。
「ああ・・・気持ちいいよ、お母さん!」 
 と正明が声を上げると、美和子は腰の回転を大きく早いものにした。
「あ・・・あああ・・・」
 喘いだ正明の体がのけぞっていく。
 根本が千切れそうだが痛くはなかった。
 自慰ばかりしてきた正明にとって、砲身全体をこんなふうにこねられるのは初めての経験だった。それだけに、新鮮でとろけるような快感が伝わってくる。
 やがて美和子は、腰を上下に動かしはじめた。
 正明の砲身を肉穴で掴みしめるように、ゆっくりと確実に肉棒を出し入れしてくる。
 正明の体は、美和子の下でピーンとのけぞって硬直している。あまりの快感に声も出ないのだ。
 クチュッ、クチュッ、と粘膜のこすれる音がする。
 母の肉穴はとにかく熱かった。
 絡みついてくる粘膜が、キュウキュウと収縮している。
 とろけるように柔らかいくせに、奥の方にいくとせまくてギュー、と締めつけてくる。
 そんな軟体動物のような肉穴が、正明の肉穴をぴっちりと包みこんで、先端を吸いあげてくるのだ。
 それに、愛液で濡れた粘膜は、肉棒の出入りによって微妙に収縮したり伸びたりするらしく、そのときにできる皺やくびれが、摩擦感をぐんと高めてくれる。
「どう、正明、感じる?」
「うん、感じるよ、お母さん」
 美和子の顔も微妙に歪んでいた。しかし、上品な艶っぽい歪み方だ。
 唇の端をきゅっと引きつらせ、微かに広げた唇からは真っ白い歯を覗かせている。形のよい鼻の穴がぷくっ、とふくらみ、濃い眉の片方が吊りあがっている。眉間には縦皺が刻みこまれていた。
 正明は、肉穴の心地よいしめつけもさることながら、そんな母の上気しきった顔にゾクゾクしてしまう。
 苦しげで、それでいて、どこか満たされたような表情が、切ないくらいに正明を高ぶらせる。
 腰を上下させながら、美和子はじっと正明の目を見つめていた。それは、愛情と必死さを底にたたえた、燃えるような眼差しだった。
 正明もしっかりと見つめ返しながら、自分はいま肉穴だけでなく、母の存在そのものにすっぽり包まれているのだという、至上の幸福感を味わうのだった。
「正明・・・ああ、お母さんも感じてきちゃった・・・」
 美和子が吐息とともに言った。そして上下する尻だけでなく、全身をくねらせ始めた。
 正明はタプタプと揺れ出した乳房を、手の平でしっかりとすくい取る。
「ああ、正明、揉んで・・・お母さんのおっぱいを・・・」 
 美和子が胸を正明の方に押しつけてきた。さっき肉棒をはさみ込んでくれたマシュマロのように柔らかい乳房が、手の平に吸いついてくる。
「ああ、なんて柔らかいんだ」
 正明がうっとりした声をあげ、下から乳房全体を揉み上げていく。
 そうしながら、正明も腰を動かしはじめた。母の腰の動きに合わせ、クイッ、クイッ、と下から突き上げる。
 結合感がさらに強くなり、粘膜のこすれ合う、くちゅっ、くちゅっという音が大きくなった。
「ああ、正明、ああ・・・」
 美和子の喘ぎ声も、どこか切羽詰まったものになってきた。美貌がさらに歪みあがっている。
「ああ、お母さんも、お母さんも感じているの?」
 正明が荒い吐息とともに、高ぶった声を上げると、
「ええ、感じているわ・・・とっても感じてる・・・」
 美和子も、正明と同じように引きつった声を絞りだす。
「うれしい・・・お母さん・・・」
 正明が、乳房を揉む手に力をこめながら言った。
 もう、母に対するわだかまりは何もなかった。笹沢に犯されて感じてしまった母にあれほどの憎悪を覚えたことが、恥ずかしくさえなってきた。
 母はもう自分のものなのだ、という喜びに震えながら、正明はさらに夢中になって乳房を揉み、腰を母の動きに合わせて突きあげていった。
「ああ、正明、正明・・・私の正明・・・」
「お母さん! お母さん!」
 二人の動きが激しいものになった。
 熱い喘ぎ声が重なりあって、部屋中に響いている。
 美和子は、夫とのセックスとは違う、ゾクゾクするような快美感に痺れながら、正明への愛情がますます大きくなっている自分を感じていた。
 初めは自分から体を開くことに脅えもあった。しかし途中から、美和子の奉仕に身をまかせ、必死にすがりついてくる正明が可愛くて堪らなくなってきたのだ。
 指が触れただけで、息がかけられただけで、正明は過剰なほど反応し、お母さん、お母さんと叫びながらすがりついてきた。こんなに素直で純粋な正明を見たのは何年ぶりだろうか。
 美和子もいつの間にか、近親双姦に対する本能的な恐れを忘れていた。
 もっともっと正明を喜ばせてやりたい、という気持ちが込み上げてくるのを、どうすることもできなかった。
 美和子の額や頬を伝わる汗が、ポタポタと正明の顔や胸にこぼれ落ちる。二人とも全身をぐっしょりと濡らしていた。汗にまみれて体をぶつけあい、擦りあいながら、互いに昇り詰めていく。



美母淫辱
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