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美母淫辱   美術部室の悪夢 その3

 考えてみれば、正明は母を女として意識したことなど一度もなかった。だから毎日母を見ていても何も感じなかったが、こうして一旦女として感じてしまうと、今まで頭の中にあった母の像に違う輪郭が現れはじめた。
 母はいま三六才。息子の目から見ても整った美しい顔立ちをしている。それは小学生のころから正明の自慢でもあった。
 小学校の授業参観のときなど、正明はよく同級生達にうらやましがられた。
「おまえのお母さん、綺麗だな・・・」
「ほんと、女優さんみたい・・・」
 などと、同級生達は小さくてつぶらな瞳で美和子を見上げたものだ。正明は母に注がれる憧れの視線が嬉しくて堪らなかった。
 あれから十年近く過ぎているが、母の美しさは変わらない。それどころか、さらに美しさに磨きがかかり、しっとりと成熟した魅力までかもし出されてきた。
 切れ長の目に漆黒の瞳。すーっ、と伸びた鼻。しっとりとした花びらのような唇。しなやかで艶のある髪は軽いウエーブがかかり、センスよく肩のあたりに垂れさがっている。
 そして母は、ただ整って美しいだけではなく知性的でもある。正明の父も有名大学をでているが、その父よりももっと競争率の高い名門女子大をでているのだから当然だろう。
 知性と美しさを兼ね備えている上、母は上品で、清楚だった。それなのに、実にグラマーな体をしている。胸は大きく突き出し、尻もむっちりと丸い。ウエストもキュッとひきしまっているのだ。
 あの清楚さの下に、母もやっぱり女の生々しさを持っていたのだ! 
 そう考えたとき、正明の頭の中で、ポルノ雑誌に映っている裸の女の写真と母の顔が重なって見え、もう、どうにも堪らなくなった。
「ああ・・・あうう・・・」
 ついに正明は、母のパンティに顔を押しつけ、太腿で頭を締めつけられる自分を想像しながら、かって味わったことのない射精感とともに爆発してしまった。それは全身がとろけるように痺れ、腰が抜けてしまいそうな快感だった。
 これほどの快感があったなんて・・・
 正明には信じられない思いだった。罪悪感に脅えながらの背徳的な自慰が、こんなにも凄いものだとは・・・
 母を自慰の対象にしてしまったことが言いようのない良心の呵責を引きおこし、胸がズキズキと痛んでいたが、立て続けにもう一度やりたくなってくる。
 ああ、もう忘れるんだ! もう、こんなことしちゃあいけない!
 そう自分に言い聞かせるのだが、肉棒は静まるどころか、さらに膨張して力強く脈打っている。正明は得体の知れぬ脅えに震えながら、再び肉棒を擦りはじめてしまった。
 ごめんなさい・・・お母さん・・・ごめんなさい・・・
 正明は心で謝りながら、自慰をくりかえしはじめた。

 つぎの朝。正明は、恐ろしい犯罪を犯してしまったような後ろめたさに胸をえぐられながら、恐る恐る階段を下りていった。
 一流企業の課長をしている父は、すでに家を出ている。広い家の中には母と正明の二人しかいなかった。
 少し震える足でキッチンに入ると、美和子は目玉焼きを作りながらチラッと正明の方を見たが「おはよう・・・」と言ったきり、すぐにフライパンに目を落としてしまった。
 お母さん、怒っているんだ・・・
 正明はキッチンの入口に立ちつくし、小さい子供のように怒っている母に脅えている。母を突き飛ばしてしたこともそうだが、それ以上に、母に女を感じ、自慰の対象にしてしまったことに凄まじい罪の意識を感じていた。
 母の顔を見るのが怖くて恥ずかしい。しかし正明は思い切って口を開いた。
「お、お母さん・・・昨日はごめんなさい・・・ぼく、これからは真面目に勉強するよ・・・約束するよ・・・」
 正明はすがるように言って母の後ろ姿を見つめ、ゴクリと唾を飲んだ。胸がドキドキしている。しかし母は強張っていた顔をほころばせ、微笑みながら振り向いてくれた。
「・・・もういいわ正明、そう言ってくれるなら、お母さん、もうなにも言わないわ。さあ、立ってないで座りなさい。朝ごはんできてるわ」
「うん・・・」
 正明は、母がそう言ってくれたことで救われたような気がし、安堵の溜め息を吐きながらテーブルについた。
 これが母のいいところだ。もし雑誌のことや、スカートの中に目が釘付けになったことをネチネチと追求されたら、正明はいたたまれなくなっていたろう。 いつも、こうだったらいいのに・・・・
 正明は流し台に向かって手際よく朝食を作っている母を見ながら思った。こんなふうに優しい笑顔をしてくれることは最近めったにないことだった。小さい頃はいつも微笑みとともに正明を包みこんでくれたのに、中学生になった頃から、母は急に厳しくなった。
 なんとしても、正明に一流の高校から一流の大学に進んでほしい、という期待が、母を厳しくさせているのだろう。それは正明にもよくわかる。しかし、正明はもっと母に甘えたい気持ちの方が強かった。いまのような笑顔をもっと自分に向けてほしかった。
 きっと夕方、学校から帰ってきたときには、もうこんな優しい顔はしてくれないだろう・・・
 そう思い、一抹の寂しさを覚えながら母の後ろ姿を何気なく見ていると、昨夜の、腰がとろけてしまうようなあの快感の記憶が下半身に蘇り、あっという間に肉棒がムクムクと頭をもたげてしまったので、正明はギョッとした。
 なんだ・・・どうしたんだ・・・まずいよ・・これはいけないことなのに・・・!
 正明は心の中で叫び、必死に自分を押さえようとしたが駄目だった。昨夜の、パンティと太腿を晒けだした母の姿が頭の中で大映しになり、正明はもうそれだけで息が詰まりそうになる。
 あの光景を思い出しながら、何度快感に身を震わせたことだろう。その母がいま、目の前で朝食を作っている。正明の両目は母の後ろ姿にぴたりと吸いつき、反らせようとしても反らせられなかった。いけないとわかっているのに、良心がズキズキ痛むというのに、母の体を性欲の対象として観察している。
 正明はそんな自分が恐くなった。それなのに、
 でも、やっぱりお母さんてすごいグラマーな体をしていたんだな・・・
 と改めて思ってしまう。



美母淫辱
   第1章 美術部室の悪夢     1  2  3  4  5  6  7  8
         第2章 淫辱に濡れる美母    1  2  3  4  5  6  
         第3章 悪魔の淫虐儀式     1  2  3  4  
         第4章 美しき肛姦奴隷      1  2  3  4    
         第5章 熟れ肉を晒す聖母    1  2  3  4  5  6  
                             
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