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近親相姦の願望2  母に優しく包まれたい 画像
01月30日

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 初めて雑誌に載った短編小説は、母が目の前で何人もの男に犯される話しだった。
 なぜ、いきなりそんな小説を書くようになったか、そのときのおれにはわからなかった。しかし、あれはたぶん、母に甘えたい、母としたい、という願望の裏返しだったのだと思う。
 そして、想像の中とはいえまだ俺には遠慮があった。大勢に犯されたあげく、息子にまで犯されたら、あまりにも母が可哀想すぎる、という思いがおれを見ているだけに留まらせていた。ようやく慣れて母に挿入できるようになったのは、数ヶ月後だった。想像とはいえ、母を犯すには本当に勇気がいった。
 
 初めて書いた短編では母の両手首をロープで縛り、天井から宙吊りにした。さらに両足首も縛って、吊り上げたまま両足も大きく広げさせた。
 むき出しになっている母の性器を使用人に指で悪戯させたり舐めさせたり・・・・書きながらおれは罪悪感で胸が張り裂けそうになった。だが同時に目が眩むような興奮も覚えていた。大事な母親が汚されていく恐ろしさが、どういうわけか快感を増幅させていたのだ。
 しかし、やはり恐ろしい。
 得体のしれない恐怖に取り憑かれ、書き終わったとき、おれはもう二度とこんな小説は書くまいと思った。だが、もう遅かった。 
 母に対して申し訳ない気持と、何か犯罪でも犯しているような罪悪感の中でおれは小説を書き続けた。どうしてもやめられなかったのだ。
 つぎに書いたのは母が高校の同級生に目の前で輪姦されるというものだった。自宅に高校の不良達が上がり込み、さんざん母をおもちゃにしたあとによってたかって挿入していくストーリーなのだが、これはいじめ方がさらに過激なものになった。
 まず不良達は、おれが不良のボスの時計を壊したと因縁をつけ、母の体で償えと恫喝する。母は拒否するが、ボスはおれを殴りつけて「やめてほしかったら服を脱げ」とさらに脅す。すると母は「脱ぎますから○○にはもう手を出さないで!」と叫ぶのだが、この場面を書いているとき、おれはひとつの発見をした。
 息子のために犠牲になろうとした母はキッ、とした表情で不良のボスを睨みつけ、それから意を決したようにブラウスのボタンを外し始めた・・・・母は思いきってパンティを脱ぎ下ろし、豊満な裸体を彼らの前に晒した。その姿に○○はどこか稟としたものを感じた。
 こんなふうに書きながらひとつだけわかったのは、おれの心には母に守ってもらいたい願望があったということだった。
 それは母に甘えたい願望、母にやさしく包み込んでもらいたい願望と言い換えてもいいだろう。とにかくおれの心の深層には母に守ってもらいたいというマザコン的願望があった。
 それは確かだった。
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