・05/29
 
 
 

転職したのはいいが、装備が弱すぎて、
モンスターが倒せぬよ。
ある程度の武具を揃えたいのであるが、金がない。
 
 
 
僕はゲフェンの街に戻り、徘徊。
 
路傍に座っていた見知らぬプリーストに話しかけた。
誰だよお前みたいなことを言われたので、
 
 
 
 

俺だよ俺
 
 
 
 
 
相手に俺俺詐欺だと見破られたのか、
身に覚えのない借金返済を迫られたが、
 
 
 

1Mじゃ足りないことをアピール。
 
 
 

更に、2万ほど貸してくれと頼む
 
 
 
 
 
 
いかに自分の財政が逼迫しているのかを相手に伝えたら、
 
 
 
 

なにか呉れるらしい。
 
 

鎧だった。
 
 

礼を言い、去ろうとしたが、
 
 

頭装備も呉れるらしい。
 
 
 
 

金は返さないからなと釘を刺し、
 
 
 

去る。
 
 
 
さて、防御面はこれでしばらくやっていけそうだが、
どうにも武器がナイフだとやれんね。やれん。
 
 
更に街を徘徊し、

通りすがりの人をキャッチよろしく捕まえる。
 
 
 
  
俺俺詐欺成功。
相手は僕のことを「咲」というプレイヤーと勘違いしているらしい。
 
 
 

自分はその咲であると相手に言い聞かせようとしたが、
漢字を勘違いし、自分は「朕(ちん)」であると強調してしまった。
 
 

しかしなぜか相手は納得。
 
 

他愛もない世間話を。
それにしても力強い返事だ。
 
 
 
なんのことかわからんが、適当に話を合わせた。
 
 

そんなことより金貸してくれよ
 
 

ナイフじゃポポリンも殺せねーんだ
 
 
 
うまくいったようだ。
 
 
 
どれどれ。
 
 
 
 
素晴らしい。
今の僕には、申し分のない武器だ。
 
 
 
 
無責任な事を言い、




逃げるようにその場から去る。
 
 

 
 
 

hehe..