• トピックス
• スポーツ
• プロレス
• エンタメ
• ノンセクション
• レース

• 野球
• サッカー
• ゴルフ
• 相撲
• その他
• ロンドン五輪

　やはり重圧は大きいようだ。２日に開幕したワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）日本代表・山本浩二監督（６６）が、プレッシャーにさいなまれている。

　これまで「キューバや韓国との対戦のことを考えると、オレは夜も眠れないんや。ヘッヘッヘ」と笑顔で語っていた言葉は、冗談ではなかった。日本代表関係者は次のように打ち明ける。

「周りからしつこいぐらいに『３連覇』と言われ続けていることで山本監督は精神的な疲労がピークに達している。不眠症に悩んでいるだけでなく、なんとか眠れたとしても日によっては、うなされてしまうこともあるんだとか。周囲の想像以上に監督は国際大会特有ともいえる重圧との過酷な戦いを強いられている」

　とはいえ、ただ悩んでいるばかりでは何の解決にも結びつかない。こうした重圧を拭い去る方法として山本監督は「バカになること」を決意したという。

「監督は『オレはバカになりきる。それで重圧をはね返し、必ず侍ジャパンを頂点に導く』と言い切っている。バカになって真っ白な気持ちになれば、周りからの過度な期待、あるいはチーム批判を一身に浴びたとしても、きっと笑って受け流すことができる。そして常に前向きな気持ちで世界の代表チームを相手に戦える。山本監督は、そう信じてＷＢＣの舞台に立とうとしている」（前出の関係者）

　確かに“闘魂の人”も同じようなことを言っていたが…。しかし「バカ」になって本当に大目標である大会３連覇を目指すことができるのか。悩める侍指揮官の今後が少々気がかりだ。