2013.3.2 19:04

虎・藤浪、実戦デビューで2回無失点

オリックスとの練習試合に先発した阪神・藤浪=安芸(撮影・山下香)

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 阪神のドラフト1位ルーキー藤浪晋太郎投手(大阪桐蔭高)が2日、高知県安芸市で行われたオリックスとの練習試合に先発で初めて実戦登板し、2回を1安打無失点で2奪三振だった。

 一回、内野安打と四球で招いた無死一、二塁ではT-岡田を内角のカットボールで3球三振に仕留めた。「三振を取りにいった」と胸を張った。

 二回は先頭に四球を与えながらも最速145キロをマークした直球を軸に後続を抑えた。計30球、バットの芯で捉えられた当たりはなく、昨年春夏の甲子園大会を連覇した実力を示し「決まった球はそう簡単に打たれない」と手応えを口にした。

 走者を背負ってから出た安定感には「修正能力がある」と藤井彰。和田監督は「ストライクゾーンに来た球は打撃をさせなかった」と評価した。

 2四球を出した制球、さらに盗塁を許すなどクイック投法には開幕先発陣入りへ課題を残した。だが、藤浪の「この気温、この時期にしては良かった」との言葉には修正への自信もうかがえた。(共同)

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