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「琉球競馬」70年ぶりの復活3月2日 17時32分
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琉球王国時代から戦前にかけて沖縄の各地で盛んに行われていた「琉球競馬」が、2日、70年ぶりに沖縄市の動物園で復活しました。
沖縄のことばで「ンマハラセー」と呼ばれる「琉球競馬」は、今から70年前の昭和18年に那覇市で開かれたのを最後に途絶えたとされています。
沖縄市の動物園「沖縄こどもの国」は、伝統の競馬を復活させようと、3年前から当時を知るお年寄りなどへの聞き取りを進め、2日、70年ぶりのレースを行いました。
「琉球競馬」では、スピードだけを競う競馬とは異なり、前足と後ろ足が同時に前に出る「側対歩(そくたいほ)」と呼ばれる早歩きに近い走り方で、速さに加え優雅さも競います。
レースでは、動物園で飼育されている馬など2頭ずつが、往復100メートルのコースでスピードを競い、「側対歩」ではなく、駆け足になった場合は減点となっていました。
中には、地元の伝統工芸「知花花織(ちばなはなおり)」の羽織とはかまを着た乗り手もいて、観客から大きな拍手が送られていました。
沖縄市の女性は、「かっこいい馬やかわいい馬などいろいろ見れて楽しいです」と話していました。
また、93歳の男性は「懐かしいです。本格的に復活してほしい」と話していました。
「沖縄こどもの国」では、今後も「琉球競馬」を開催する予定です。
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