北海道電力は28日、昨年11月に西胆振の大規模停電を招いた低気圧で倒壊した幌別線鉄塔について、倒壊原因と再発防止策をまとめ北海道産業保安監督部に報告書を提出した。現在仮鉄塔を設置している部分については5月末をめどに本復旧する予定だ。
今回倒壊した66キロボルト幌別線29番鉄塔は昭和43年に建設。同社は鉄塔倒壊の原因について材料の強度試験で経年劣化ではないことを報告した上で、(1)着雪が発生しやすい気温帯での豪雪で大きく着雪が発達(2)隣り合う28番、30番の二つの鉄塔のうち、30番側の送電線にのみ「ねじれ防止ダンパ」が設置されていたため、アンバランスな着雪になった(3)平均風速20メートル毎秒という強風が発生―の3条件が重なったため鉄塔に大きな荷重が加わった、と説明した。
また再発防止策として、5月の本復旧までに28番側の送電線にも「ねじれ防止ダンパ」を取り付けるほか、他地域でも同様の事故が起こる可能性のある51基の鉄塔の電線(82経間)についても、11月までに同ダンパを設置する。同社の板橋正明工務部長は「今後は報告事項を着実に実施し、再発防止に努める」と語った。
(北川誠)
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