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プロローグ
弟よ、道を踏み外すなよ

異世界への転生は恙無く成功した模様であるが、

「ばぶ~~、ばぶ~~(訳、どういう状況だ、弟よ)」

「ば~ぶ、ば~ぶ(訳、転生だから赤ん坊からスタートなんだよ、姉さん)」

「ばぶばぶ、ばぶぶ(訳、如何ともし難いな)」

赤ん坊というのは不便な上に羞恥心をこれでもかと煽られる。何が悲しくて、精神年齢15歳の私が同性の胸に吸い付かなければならないんだ!?しかも、排泄まで管理されるとは、自分で処理できない以上、感謝の念はある。けれど、感謝するのと納得するのは全くの別物。だが、まあ赤ん坊なのだから諦める。

「ばぶ~~~~~~(訳、なぜ、生まれて直ぐに娼館へ売られた!?)」

「おぎゃ~~~(訳、財政難だろうね。迫害って線もあるけどね)」

「・・・・・・(訳、この猫耳は割と可愛いと思うんだが?)」

「ばぶ、ば~ぶ、ばぶばぶ(訳、単に人間の価値観が可笑しいだけだよ。素体能力が全種族最弱でも繁殖力は他を圧倒するからね。数の暴力は影響力が凄いから)」

「ばぶ?ばぶぶ、ば~(訳、つまり?差別自体は人間が主で他は寛容な可能性が高いってことか)」

「ぎやあああああああ~(訳、最終的には武力で解決する手もあるし、今は育つことに集中するべきだよ、姉さん)」

「ばぶ!ば~~ぶ~~?(訳、分かった!ところで。なぜ、絶叫するんだ?)」

「ばぶ(訳、ただの気分だよ)」

実は姉として心配なことがまだ、1つだけあるんだが・・聞かない方が精神衛生上いい気がする。胸吸う時の弟は何処かエロい。ただでさえスキルでアダルトマッサージなんて、いかがわしさ満点のものを迷いなく選択したし、弟の将来が本当に心配だ。

基本的に弟の考えは尊重したいと思っている。ここが娼館である以上、マッサージなどは確かに役立つ技術であるし、最低そのまま働くことになっても、武器にできる。あくまで、想像の域を出ず、弟の真意は見えて来ないが、話を聞こうにも、若干手遅れな気もするんだ。人生とは、ここまで如何ともし難いものだっただろうか?疑問と不安を胸に叫ぼう。

「ば~ぶ~!!!(訳、生まれて直ぐに娼館に売られるって、どういうことだ変態爺!!!)」


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