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【サッカー】

京川 発熱でアルガルベ杯不参加

2013年3月2日 紙面から

離脱した京川に代わり、なでしこジャパンに追加招集された川村真。左は上野=千葉県内で(由木直子撮影)

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 日本サッカー協会は1日、なでしこジャパンのFW京川舞(19)=INAC神戸=が発熱による体調不良のため、3月6日開幕のアルガルベ・カップ(ポルトガル)に不参加となり、練習生として千葉合宿に参加していたMF川村真理(24)=福岡J・アンクラス=を追加招集すると発表した。川村真は初選出。京川は2月28日の練習後に発熱し、同日夜に不参加が決まった。チームは合宿最終日のこの日を紅白戦で打ち上げ、ポルトガルへ出発した。

 田中陽、田中美との10代トリオの1人で、1年ぶりに代表復帰した京川が出発直前にチームを離れた。28日の午前練習をこなした京川は、チームに休養が与えられた午後に発熱が確認された。他の選手と隔離され、夜には不参加が決定。詳しい病状は未公表だが、チーム関係者によると、インフルエンザの症状はなかったものの、1日の朝食会場には姿を見せなかったという。

 報告を受けた佐々木則夫監督(54)は、川村真との入れ替えを即決した。合宿最終日の練習後、「昨日(28日)の練習で『キレが良くなったな』と(本人に)話したばかり。顔が赤い、とは思ったが…」と少し残念そうな表情を浮かべつつ、「(選手に)風邪をひいたら、連れていかないと宣言していた。移動もあるし、診断結果は分からないが、感染するかもしれない。1人のために、リスクを負うことはできない」と説明した。

 京川は昨年2、3月のアルガルベ杯でなでしこジャパンに初招集され、2試合に出場した。同年5月に左膝靱帯(じんたい)を断裂し、ロンドン五輪や日本開催のU−20ワールドカップ(W杯)には出られず、今合宿初日に「大けがをしてピッチの外から見て、勉強になったこともある。この大会でまたチャレンジしたい」と意欲を見せたばかりだった。

 アルガルベ杯後に予定されている国際親善試合は、6月20日のニュージーランド戦(佐賀)。将来有望な19歳FWの復帰戦は、夏まで持ち越されることになった。 (関陽一郎)

 

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