笑顔でサインに応じる日本ハム・大谷=千葉県鎌ヶ谷市の勇翔寮で(竹村和佳子撮影)
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日本ハム・大谷翔平投手(18)=岩手・花巻東高=が3日、教育リーグの巨人戦に指名打者としてスタメン出場するが、試合前には、ビジター球場のブルペンで投球練習を行うことになった。
キャンプ最終日、栗山英樹監督(51)が「投手と野手、2人の翔平がいるような調整になる。野手として試合に出ながらも、投手の準備はきちんとやっていかないと」と話していたことが現実になる。
この日は千葉県鎌ケ谷市の勇翔寮内で午前中に強めのウエートを行い、午後は2日の卒業式に向けて岩手・花巻に移動した。合宿所に泊まって仲間と高校生最後の夜を過ごすが、3日に実戦を控えているため、卒業式後は鎌ケ谷にとんぼ返り。「野球部の打ち上げに出られないのは残念な気持ちもあるけど、こっちで活躍していい報告ができれば」と、プロ意識もしっかり持っている。
その3日は野手としての出場だが、10日鎌ケ谷での初戦となるヤクルト戦で、投手デビューが濃厚。投手は登板日から逆算しての調整が必要なため、野手として試合に出ながら投球練習が必要になる。「1日でも早く1軍でやりたいという思いでやってる」と大谷。いよいよ二刀流としての道に、本格的に踏み込んでいく。 (竹村和佳子)
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