NHK広島県のニュース　広島放送局

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朝鮮学校で補助金めぐり集会

広島県や広島市が北朝鮮の核実験などを理由に、広島市にある朝鮮学校への補助金を支給しないことを決めたこと受けて１日夜、朝鮮学校で緊急の集会が開かれ、「核実験と学校は何の関係もなく、補助金の停止は差別的な処置だ」などとする抗議文を採択しました。朝鮮学校への補助金の支給をめぐっては、北朝鮮が２月、核実験を強行したことなどを理由に、広島県や広島市は、これまで独自に支給していた補助金について、平成２４年度分を支給しないことや平成２５年度分についても予算への計上をしない方針を決めました。これを受けて１日、広島市東区の「広島朝鮮学園」で緊急集会が開かれ、生徒や保護者ら約３５０人が集まりました。
集会では、生徒や保護者の代表が意見を述べたあと、「核実験と学校は何の関係もなく、補助金の停止は差別的な処置だ」などとする抗議文を採択しました。
集会の後、広島朝鮮学園のハン・ジョンミ理事長は記者会見を開き、「元々、足りない部分を寄付でまかなっている状態だった。今回の決定は突然のことで裏切られたという気持ちだ。知事や広島市長には直接理由を説明してほしい」と話しました。
広島朝鮮学園では、採択した抗議文を県と広島市に提出するほか、裁判所への提訴など法的措置も検討していくとしています。

03月02日　07時01分

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