風邪って自分で治せるんですょ
知ってました?
西洋の風邪薬は症状を抑えるだけなんですど、漢方の風邪薬はカゼを追い出せるんです( ̄▽ ̄)y
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これがわかれば治せます!
風邪をひいた時のことを思いだしてください
2パターンあるはず
パターン1:のどが変、のどが痛い→翌朝、セキがごんごん出る( ̄Д ̄;)
パターン2:なんだか寒気がする、うなじのあたりがゾクゾクする→夜になって高熱 出る( ̄Д ̄;)
どっちの経験も、あるでしょ?
中医学的に言うと、のどが痛いのは「風熱感冒」、寒いのは「風寒感冒」
体の外から入ってくる邪(じゃ)のタイプがちがうと考えてるんです
のどがチクチクするタイプの原因はウィルス!かな…
だいたい、人にうつされた時はこっちです(笑)
風邪ひきさんが そばにいて、後で自分もノドがチクチクしててくる…
チッ、あいつに うつされたよ!みたいな(笑)
寒いタイプの原因は寒さ!
まんまなんですけどね…(笑)
寒いのに外で話しこんじゃった…とか、髪ぬれたままコンビニ行っちゃった…とか
で、おうち帰るとなんか くびすじが寒い
イメージできました-?ヽ(^▽^)ノ
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はい、じゃあ肝心の治し方(^-^)
のどが痛かったら、「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」を飲む
これだけ
でも、ポイントがあるんです
この天津感冒片、風邪薬なんですけど、風邪ひいてから飲んでもダメ
風邪をひきそうな時 飲めば、スゲーェイ効きます
風邪ひきそうな時って いつだーヽ(*`Д´)ノ
って思ったでしょ?
のどが痛いときです(゚Д゚)
もしくは、のどになんか違和感あるとき
なんか、のどがおかしいな
ごそごそ
天津感冒片のむ
このぐらいのタイミングで飲めば、それはそれは スンゲーェイ効きます
シツコイケド(゚Д゚)
ノドがおかしかったら、少なくとも30分以内にはのむ
食後?食前?そんなの関係ないです、その場でのむ
だから、いつも持っててください
私は天津感冒片と板藍茶だけは、引き出しに入れておいて貰います
だって、「のどがおかしい!天津感冒片、買いにいこう!」だと、間に合わない(>▽<;;)
でもね、これをきっちりやれば、風邪ひかなくてすむんです
寒気でゾクゾクするときは、桂枝湯(けいしとう)や葛根湯(かっこんとう)をのむ
これらも、風邪ひきそうな時ですね
ちょっとゾクゾクするとき、のめば その場で効きます
桂枝湯や葛根湯は、あっためながら風邪を追い出す薬です
処方ができたのは2000年以上前
寒くて人が死んでた時代の薬です
天津感冒片は300年くらい前の処方
人口増えて、都市作って交易が盛んでウィルスの うつしっこしちゃう…
今と状況が似てるんですね
だから現代では天津感冒片の方が必要なことの方が多いんです
のど痛くて、寒気ない時、葛根湯をのんでも、ほとんど効かない
でも、もとから冷えてたり、バリアー薄い人はゾクゾクしやすいから桂枝湯や葛根湯も使ってくださいね-
あと、気温差もあるかもしれない…
北の方だといるかも(・∀・)
寒いからね♪
ショウガやネギ 、お酒なんかは ゾクゾクの風邪に有効ですヾ( ̄ー ̄)
あっためながら、風邪を追い出すタイプなんですね-
ちょっとゾクゾクしたら、ショウガを5ミリくらいにスライスして、マグカップに黒砂糖とお湯と一緒にいれて、レンジでチン!
これで けっこう寒気がとれちゃいます!
黒砂糖の代わりにトリダシ?鶏がらスープ?でもいいですよ-
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よく聞かれるんです
「天津感冒片は体質関係ないんですか?」
ないですッΣ( ̄□ ̄)
厳密にいえば ちょっとはあるんだけど、大抵のかたはのんで平気
タイシツハ ダイジジャ ナイノ(゚д゚)?
カゼは体の外側から入ってくるから
体質じゃなくて、風寒とか風熱の入ってきた邪(じゃ)の種類に合わせることが大事なんですね
風邪は自分で治せます
そのためにはカゼのタイプをつかむこと
のどが痛いか、ゾクゾクするか
天津感冒片を持ち歩く、桂枝湯を持ち歩く
おかしいなと思ったら、すぐに飲む
これで カンペキ( ̄▽ ̄)y
ではでは‐ヽ(´ー`)ノ
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~漢方水先案内パンダ・テンテン~
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ウイルス性のカゼ治す天津感冒片
一年で最も寒さの厳しい大寒から立春を過ぎた頃にかけては、乾燥した空気や温度条件によって、インフルエンザウイルスが繁殖しやすい。
こうした外因とともに、中国漢方的に見ると、寒さの厳しいこの時期、皮膚の表面は堅く締まっており、身体の奥に熱がこもりやすい。
そして、陽気が徐々に活発化してくる立春以降、体内にこもった熱が盛んになり、そこから生じる熱毒が内因となってインフルエンザが大流行する。
この時期のウイルス性の風邪は、発熱に特徴があり、のどが腫れて痛む、鼻水や痰が黄色く粘る、尿の色が腫れて痛む、鼻水や痰が黄色く粘る、尿の色が黄色い、口が渇く・・・といった熱症状を伴う。
この種の風邪は、ゾクゾクと寒気(悪寒)の強い「風寒型」の風邪に対して、「風熱型」の風邪として区別される。
治療には、金銀花や連翹のような熱毒を中和する生薬、桔梗や牛蒡子などの炎症や痛みを取る生薬を配合した天津感冒片が用いられる。
特に、金銀花と連翹には、抗菌作用のほか、抗ウイルス作用もあるため、流感にかかった時はもちろん、まわりに流感が流行し始めたときの予防薬として服用することもできる。
受験シーズンは本番。流感を予防しながら、ベストコンディションで頑張ってほしい。
路 京華(中国中医研究院広安門医院主治医師)
1994年1月30日 読売新聞に掲載されました。
2008年2月 1日 : Author リュウリュウ : 記事のページへ
漢方Blog タグ:ウイルス, 天津感冒片, 葛根湯, 風邪
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