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18-8 18-10 18-12 ステンレス製品に刻印してありますが、どれが 高級品...
ptxbj618さん
18-8 18-10 18-12 ステンレス製品に刻印してありますが、どれが 高級品なんでしょうか?
スプーンやナイフ 台所でおなじみのステンスの食器や調理器具
ステンレスといえども、輝きの違い キズの付き易さ
磁石にくっついたり付かなかったり
錆がついたり、つかなかったりと実に様々です。
ちなみに景品でもらったものは 磁石にくっつきます。
自分で購入したものは くっつきません。
さらに良く見ると 小さな文字で 18-8 18-10 18-12
など 様々な数字が刻印されています。
不思議に思い、調べてみました。
どうやら 鉄:クロム:ニッケルの配合について刻んであるらしい。
この辺までは分かったのですが
食器などを購入する時
どの比率のステンレスが 食器に適しているか?
また どの比率のものが 高級品なのか?
私達の生活の中で 商品として見た時の価値が、今ひとつ 分かりません。
どうか お詳しい方、具体的に 教ええてくださいませ。
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- 質問日時:
- 2009/9/10 17:37:10
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- 解決日時:
- 2009/9/13 18:24:05
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- 回答数:
- 3
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ベストアンサーに選ばれた回答
ステンレスとは、13%以上クロム(Cr)が入っている、鉄合金の総称です。
また、ニッケル(Ni)添加有無により、オーステナイト系(Ni有り)、フェライト系(Ni無し)に大別できます。
磁石にくっつかないのは、Niを添加したオーステナイト系ステンレスです。(通称SUS304などと呼ばれる、300番台)
18-8、18-10、18-12 ステンレスは全てオーステナイト系ステンレス(磁石にくっつかない)で、それぞれ、重量比クロム、ニッケルをどれくらい含有しているかを示しています。(18%Cr,8%Niなど)Niの含有量が違って、何が違うか...、耐腐食性や色調が違い、Niが多い方が黒っぽくなります。色が黒っぽい方が高級に見えるため、高級食器などには18Cr-12Ni オーステナイト系ステンレスが使われます。耐腐食性はCr量に支配されるため、18-8と18-12に劇的な違いはありません。
また、熱膨張率が小さいため、高温部品・低音部品として一般に使われています。高性能エンジンのマニホールド集合管(排気管)はSUS304が使われている事が多いです。また、大型冷凍庫やLNGタンクの壁面もSUS304もしくはその仲間が使われています。
じゃあ、フェライト系(SUS430等の400番台)は何に使われるのか?これは、磁石にくっつきます。昔の電磁調理器には鉄かフェライト系ステンレスしか使えませんでした。今は機器性能があがって、オーステナイト系のSUSやアルミでも加熱できますが、フェライト系の鍋釜の方が、効率よく加熱できます。
また、Niを添加しないため、価格が安く、耐食性がさほど必要でない大物部材(風呂釜、レンジ等)には、SUS430などが使われています。
こんな便利なステンレスですが、問題点は 価格が高い事、重い事(比重8.0~8.2で鉄より重い)、塩素がある環境では錆びる事などで、車には鉄(安いから)、海岸構造物にはチタン(錆びないから)、なべ・釜にはアルミ(軽いから)などが主に使われています。
- 回答日時:2009/9/11 16:47:30
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ステンレスは鉄、クロム、ニッケル等から成る合金で、このクロム(Cr)やニッケル(Ni)がステンレス鋼にとって最も重要な元素になります。
書かれている数字ですが、一般的には、左側がCrで、右側がNiの含有量(%)を差します。
レアメタルが増えれば高価になり、鉄や炭素が減れば更に高価になりますが、2つの数字だけでは他の添加元素が分からないので、代表格とするステンレス鋼での価格比較とさせて頂きます。
ただ一概に「高いステンレス鋼=良い」と言う訳ではありません。
用途に適したステンレスが良いとなります。
とても高価なステンレス鋼を使用しても、プレス加工には脆い材質もあります。
今回のご質問に書かれている材質は、オーステナイト系ステンレスと呼ばれる物であり、他に、マルテンサイト系、フェライト系、オーステナイト・フェライト系等があります。
18-8 代表格:SUS304
ステンレスの中で最も汎用性が高くポピュラーな材質です。
非常に優秀なステンレスです。
18-10 代表格:SUS304S
SUS304に比べ深絞り性が優れ軟質な鋼種で食器などに使われる事が多く、
値段は304より高く、全くポピュラーでは無い。
18-12 代表格:SUS316
SUS304より更に耐食性を高めた材質で値段はSUS304やSUS304Sよりも高くなります。
SUS304に次いでポピュラーな材質です。
・マルテンサイト系(脆いが堅い為、刃物等に適している/磁性あり)
・フェライト系(シンクや浴槽など、プレス成形に適している/磁性あり)
・オーステナイト系(溶接性、加工性とも良好で、広い分野で使用される/磁性無し)
※オーステナイト系で磁性がある場合は、材質に問題があるか、加工によりオーステナイト組織が部分的にフェライトへ変化、若しくは破壊され磁性を帯びたと考えられる。
材質の参考となるURLは幾つもありますが、とりあえず適当に下記をピックアップしました。
http://www.nssw.co.jp/pdf/01-5.pdf
- 回答日時:2009/9/11 17:29:09
数字が大きければ大きいほど高級品です。さびにくく、加工時に変態しないので複雑な形状のものでも形状精度がよく、表面がきれいになります。磁石にくっつくのは18-8だと思います。
食器用途でどれがいいかというと、大して差はないと思います。それほど過酷な環境で使うものではありませんし。
肌や口に触れるものであることを考えるとニッケル量の少ないものがいいかもしれません。ニッケルは金属アレルギーを起こしやすいですからね。ただ時計やアクセサリーでステンレスを常に身につけている人の何%が金属アレルギーになるかを考えれば杞憂とも思いますが。
- 回答日時:2009/9/10 20:44:06
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質問した人からのコメント
これからは、スプーンやフォークを見るにつけ 皆さんのご意見を思い出すことでしょう。
今回は、BAを決めるのに大変迷いました。
幅広い用途の説明があった点で、radiostarinradioさんに決めました。
battaglin_cr_moさん、一番にお答えいただきありがとうございました。
show_chang2000さん、専門的で明瞭な説明どうもありがとうございました。