アイナメ51万ベクレル 第一原発港湾内で
東京電力は28日、福島第一原発の港湾内で捕獲したアイナメから1キロ当たり51万ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。
魚類の過去最大値。
このほかムラソイからも27万7千ベクレルを検出するなど、測定した53点のうち16点で10万ベクレルを超えた。
いずれも東電が港湾で進めている魚の駆除作業で捕獲した。
これまでの最大値は昨年12月に捕ったムラソイの25万4千ベクレルだった。
原発事故後、高濃度の汚染水が海水に流出しており、東電は「セシウムが濃縮された結果」とみている。
東電は港湾口の海底(水深約10メートル)に高さ約2メートルの網を設置し、汚染土が堆積した海底付近の魚を湾外に出にくくする対策を講じている。
本県沖では試験操業を除いて漁を自粛しており、港湾付近の魚が流通することはない。
アイナメの検査結果は県漁協組合長会でも報告された。
出席者は福島第一原発の港内に生息する魚の駆除の徹底や港湾口の閉鎖などをあらためて求めた。
県漁連の野崎哲会長は「専門機関に検体を預けるなどして原因を明確に説明してほしい」と話した。
2013年03月01日 09時05分 配信
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