「前年同月比2.3倍の成長—「NAVERまとめ」は「Google」を殺すか」につづけて、NAVERまとめについて、もうひとつ違う切り口で語ってみます。
「NAVERまとめならできそう」
卑近な話なのですが、先日うちの奥さんが「NAVERまとめならわたしにもできそう」と発言し、たいへん驚きました。
うちの奥さんは、ツイッター、フェイスブックから距離を置いてい人で、ウェブを使った情報発信は、むしろ「キモい」とすら思っているようなタイプの人間です。フェイスブックは使っているようですけど、自分では決して投稿せず、たまに読むだけ。アイコンも未だに動物です。自分でブログを書くなんてめっそうもない。そもそも自分を見せるのが、あまり好きではないようです。
そんな彼女が、「NAVERまとめなら、自分でも情報発信ができそう」と言っていたのです。いったいこれはどういうことでしょう。
「編集」という地平を開いたNAVERまとめ
想像するに、NAVERまとめはあくまで世の中に散らばる情報を「編集」するので、彼女にとって気恥ずかしい「自己表現」ではない、ということなのでしょう。NAVERまとめなら自分のことばを一文字も書かずとも、自分の創作物を公開することができます。
これまで「ネットで情報発信!」というと、ブログだったりツイッターだったり、ほとんど暗黙的に「自分のことばを発信する」ことが前提だったように感じます。未だにそう思い込んでいる人は少なくないでしょう。
しかし、NAVERまとめはこの前提を壊し、「自分のことばを発信するなんておこがましい、恥ずかしい、苦手だ」というような人にまで、創作の地平を広げました。これって歴史的に見ても、イノベーションだと思います。
楽器は苦手でも、自分が好きな音楽を人に紹介するのは、楽しかったりしますよね。そういう楽しさを、NAVERまとめはぼくらに提供してくれるはずです。
というわけで、ブログを書くことに挫折した人は、NAVERまとめに挑戦してみると良いと思います。
ハードルはとても低く、自分が情熱を持っていることについてまとめればよいだけです。旅行が好きなら、これまで訪れた素敵スポットをまとめてみましょう。料理が好きなら、おすすめのクックパッド掲載レシピをまとめてみましょう。映画が好きなら、映画初心者におすすめしたい映画をまとめましょう。吹奏楽をやっていたなら、定番の吹奏楽曲をYouTube動画付きでまとめましょう。
また、NAVERまとめはお小遣い稼ぎにもなる点も魅力的です。スキルと情熱があれば、毎月数万円稼ぐこともむずかしくはありません。
今ならブログを立ち上げるより、NAVERまとめで発信した方がいいかも – ihayato.書店 | ihayato.書店
ちなみにぼくは14本作って、6,000円くらい稼いでます。やってみて思いましたが、そんなに甘くはないですね…もう一度本気で挑戦してみます。
なお、ぼくはどこまでいっても「自分のことばを発信する」ことが好きなので、NAVERまとめはたしなみ程度に抑え、本拠地はブログにしようと考えています。すでにあるものを編集するよりも、自分のことばで、新しいものを生み出す方がぼくには向いているし、楽しいのです。