ロータス研究所〜ハイダメージ毛にパーマ〜
- 名畑目 潤一
今回は、この間作ったブリーチ毛にパーマでもかけてみた。
今回はハイダメージ毛を想定してトリプル還元で。
出来ればやりたくない毛質だが何処まで髪の毛にストレスを掛けないでかけれるか実験♬
もちろんハイダメージ毛のお客様はお断りしてますm(__)m
今回は、酸性チオ、チオグリセリン、システアミンのじっくり還元でやってみた。
まずは酸性チオでつけ巻き。もちろん前処理はなナシ!!
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チオグリセリン ph7 放置5分
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テストカール
良い感じに還元してきた〜。これだけではダレてしまうのでここでシステアミンを塗布。
システアミン 4% ph8.65 放置3分
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テストカール
さっきより一段とカールが強くなった。これで中間水洗すればいい感じに引き締まるはず・・・
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中間水洗後
より引き締まって良い感じ♬
この中間水洗がとても大事でここでどれだけ残留物質を取り除けるかがダメージの鍵になる。もちろん100%は取り除けないけど・・・
ここからはちょっとやり方を変えてみた。
右側だけに中間処理として、ヘマチンでタンパク質をくっつける架橋を作ってΦ型ケラチンを塗布。最後にΦ型ケラチンの酸縮合を施すためにキトサンを塗布。
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スチームでクリープ3分
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放置熱 5分
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ブロム酸で 7+7分
2液はこれでもかって思うくらい塗布。酸化不足が一番怖い・・・
ロッドアウト後
右のほうが若干リッジが強い気が・・・
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お流しで、後処理でヘマチン、キトサン塗布
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スタイラーで自然乾燥したのが下の写真。
みなさ〜ん違いが分かりますか!?
右のほうが良い感じにかかっていませんか?触った感じはさほど差はなかったけど、見た目は一目瞭然!!
中間処理したほうがしっかりかかっています。
ただ闇雲につければいいってもんじゃないので相性とかを見極めるのは大事(爆)
つけすぎると2液の作用を薄めてしまうので、酸化不足で大変なことに・・・
てか、過水とブロムのW酸化だとまた結果が違ってたかな!?
今回の実験は予想通りとゆうか、ま〜普通にかかったって感じかな。
ハイダメージ毛でここまでかかれば良しとする!!(お客様にはできるだけお断りはするけど・・・てかやりたくない!!)
傷んでる髪は持ちも悪いし、希望のスタイルにもなりにくいので健康の状態に戻してからかけるのをオススメします!!
さて今度はエアウェーブかアルカリクリープの実験でもしてみようかな。
矯正の実験も楽しそうかな!?