阪神のドラフト1位新人、藤浪晋太郎投手(大阪桐蔭高)が2日、オリックスとの練習試合(高知県安芸市)で初めて実戦登板する。1日は甲子園球場で行われた全体練習に参加。登板前日もブルペン入りし、自己流調整を貫いた大型右腕は「たとえ打たれても一喜一憂しない」と新人離れした度胸で挑む。
室内練習場のブルペンで45球、全球種を確認した。「高校時代は前々日も前日も投げていた」と藤浪。昨年の甲子園大会を春夏連覇した18歳は、いたって冷静にその意図を説明する。
中西投手コーチは調整法について「本人に任せている」とした上で「ブルペンでの出来なら、ある程度は放れる」と期待感を口にし、和田監督も「思う存分やってくれればいい」と、黄金ルーキーの船出を心待ちにしていた。(共同)