デブサミ2013でPV1万超えの公開資料まとめ
デベロッパーたちの祭典「Developers Summit 2013」が今年も開催され大盛況のうちに閉幕しました。関係者の皆様おつかれさまでした。今年は風邪を引いてしまって行くことができなかったので、公開されている資料を読みながら、その中でもPV1万をすでに超えているセッションをまとめてみます。
新年を迎えたと思ったらデブサミ。今年も時間がたつのが早いものです。今回はデブサミ資料まとめのページで公開されていた資料の中で、PV1万超えていた資料4つを紹介しています。データや数値はこのブログを書いた時のものです。
第4位 13,559PV「デザインを考えるときにデザイナーが考えること」 ~デザイナーの頭の中~(秋葉ちひろ氏)
専門の違いによる意思疎通のずれはよくあると思います。「みんななかよくがんばろうよ」というのは誰もが思うかもしれませんがなかなか難しい。
この資料の素晴らしいところは、デザインのテクニックだけでなく「デザイナーの頭の中」をとてもわかりやすく説明しているところで、デザインには詳しくないけどデザインが必要になる仕事をしているプログラマ、マネージャには必見の資料だと思います。
この手の資料は最近良く見るようになってきましたが、「プログラマの頭の中 〜プログラムをわからないデザイナーでいいんですか?」があってもいい気がします。というか専門家だけ集めるのではなく、関係者が集まる勉強会があればいいなー。
第3位 15,909PV「SQLアンチパターン」 – 開発者を待ち受ける25の落とし穴(和田卓人氏)
最近発売されたSQLアンチパターンが元になっているセッションです。TDDで有名な和田さんの発表は、内容だけでなく言い回しが面白くていつも人気ですね。
資料を見る限り「この問題!進研ゼミでやったところだ!」という、誰もが見たことはあるが聞いたことがないフレーズを体感できる模様。
第2位 17,105PV「Webブラウザの時代は終わるのか?」~スマホアプリとHTML5の未来~(奥一穂氏)
Webの歴史をたどりながら未来を考えていく、デブサミらしいわくわくする資料です。「Web VS アプリ」という話題はここ数年いろんなところでとりあげれており、各社いろんな工夫や予想をしながらやってるんだなーと感じました。
こういった「今後どうなるかわからないけど考えておく」姿勢は、見習っていきたいものです。
第1位 27,553PV「SIの未来ってどうなのよ?」SIer大淘汰時代にAWS専業で新しいSIの形にチャレンジする企業の舞台裏(大石良氏)
SIネタの発表は賛否両論あり、「オワコン」とか「クソプロダクト」とかいう言葉もよく聞きます。こういう「余計なお世話」があふれる状況で、1位となるPVを獲得したのはすごい。
僕にとってはSIの話というより、クラウドを活用するビジネスの勉強になったのですが、世の中の変化に対応しながら進化しようとするSIとしての姿は、業界が違えど見ならことがたくさんあります。「終わり」とか「クソ」とか言わず、自分たちが考え信じる道を前をしっかり見て歩いて行く感じがとても好きです。
この資料や「サステイナブルなSIを実現する開発基盤のあり方」も同じ雰囲気を感じたのですが、こういった発表が聞けるのはデブサミのいいところだなぁと思います。だって、「よし、俺もやるぞ!」って思うもん。
個人的第1位 「ICTでクルマと社会をつなぎ、安全・快適で低炭素なモビリティー社会の実現に向けたHondaの挑戦」(今井武氏)
最後に、個人的に感動した資料がこちらです。
人の役に立ちたい。使って便利で楽しいものを提供したい。
ホンダの原点とも言えるこの言葉がぐっときますね。詳細なレポートは「“テレマティクス”でクルマと社会をつなぐ-ビッグデータを活用したホンダの挑戦」にありますのでぜひどうぞ。さらに、「震災後20日間の「道の記憶」 CONNECTING LIFELINE」では短い動画が紹介されてます。鳥肌が立ちました。
ITって便利になるわくわくするもので、それが人の役に立って共感が広がっていく。そうそう、だから僕はエンジニアになろうって思ったんだ。改めてデブサミはいいなぁと思いました。
僕について
Dai Fujihara
A hero can be anyone.
I'm agile practitioner as a manger of software development in the internet service. I like travel to beautiful island in Japanese. Recently I am enjoying agile manager, coach, product owner for my work. The person grows like that.
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永久保存の本
Jonathan Rasmusson (著), 西村 直人 (翻訳), 角谷 信太郎 (翻訳)
アジャイルサムライ―それはソフトウェアを顧客に届ける猛々しきプロフェッショナルだ。本書では、圧倒的なアジャイルプロジェクトの姿を見せる。2011年爆発的にヒットしたアジャイル開発に情熱を持つエンジニアに届けたい本。
Mike Cohn (著), マイク コーン (著), 安井 力 (翻訳), 角谷 信太郎 (翻訳)
採用した現在のタイトルは、見積りや計画づくりといったプロセスを、アジャイルに進めなければならないと謳っているのだ。見積りと計画づくりがアジャイルでないのに、プロジェクトがアジャイルであるということはありえない。(イントロダクションより)
メアリー・ポッペンディーク (著), トム・ポッペンディーク (著), 高嶋 優子 (翻訳), 天野 勝 (翻訳), 平鍋 健児 (翻訳) 「トヨタ生産方式」を源流にする「リーン開発」をソフトウエア開発に取り入れるための具体的方法を紹介した本です。本書は、リーンの7大原則を「価値」「ムダ」「スピード」「人」「知識」「品質」「パートナー」に整理し、ソフト開発現場にどうしたら効果的に適用できるかを、多くの実例を交えながら具体的に説明します。
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