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金持ちクラブが勝てない Jの特殊性(3月1日)
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【プロ野球】阿部 右ひざ痛で欠場 浩二ジャパン大ピンチ2013年3月1日 紙面から
◇WBC強化試合 日本6−1巨人第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開幕をあす2日に控え、侍ジャパンが非常事態に陥った。日本代表の主将で4番の阿部慎之助捕手(33)=巨人=が、右膝の違和感を訴え、最終強化試合となった2月28日の巨人戦(ヤフオクドーム)を欠場。攻守の要だけに大事を取っての措置だが、それでなくとも不振が心配されるところへ、体調不安も噴出。山本浩二監督(66)は糸井嘉男外野手(31)=オリックス=の代役4番で乗り切る意向だが、荒波の船出は避けられない。 開幕直前。侍ジャパンが激震に見舞われた。主将、主砲、女房役と重責を担っている阿部の姿がグラウンドにない。1次ラウンド初戦となるブラジル戦を2日に控えた最終強化試合で、大黒柱がベンチにすら入らないという異常事態だ。 関係者の話を総合すると、前日(27日)の全体練習(ヤフオクドーム)でウオーミングアップ中に右膝の違和感を覚えた。ストレッチの際に「グキッと音がした」と訴えたという。阿部自身は出場を直訴したが、首脳陣の判断で欠場することが決まった。この日は病院には行かず、宿舎で静養。広報を通じて「きょうは大事を取らせていただきました」とコメントした。 梨田野手総合コーチは「(報告は)昼ごろに聞いた。キャッチャーにとって右膝は重要。立ったり座ったりの重労働なので無理はさせられない」と厳しい表情で話した。1日に福岡市内で予定されている練習の参加についても「当日の状態を見て決める」と流動的だ。 現実を直視すれば、大事を取って休んでいられる状況ではない。宮崎合宿後に行われた強化試合は4試合で12打数1安打の不振。前日には阿部自身も「巨人戦でも打てなかったら、侍じゃなくて落ち武者だな」と自虐的に話していた。 1度でも多く打席に立ち、少しでも上昇のきっかけをつかみたい。しかも、この夜の巨人戦は実戦を積む最後の機会。それにもかかわらず、球場にも姿を見せないという事実。侍ジャパンが開幕前に最大の危機を迎えたことは間違いない。 阿部だけではない。腰の張りを訴えていた松井も「まだ完調ではない」(梨田コーチ)として26日の阪神戦に続くスタメン落ち。8回に代打で右前安打したが、守備は不透明。首脳陣は最悪の事態を想定し、緊急招集についても検討せざるを得ない状況になった。その場合は、宮崎合宿で最終メンバーから外れた大島(中日)らが候補に挙がるとみられる。 (井上学) PR情報
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