東京電力福島第1原子力発電所の高橋毅所長は28日、東電福島復興本社がある福島県楢葉町のJヴィレッジで記者会見した。福島第1原発の現状について「事故の発生当初に比べて落ち着いてきたが、いまだに放射線量も高く危険な現場だ」と説明。「廃炉措置は社会的な責務として絶対にやり遂げなければいけない」と語った。
高橋所長が記者会見するのは初めて。原発事故から2年を迎えるのに当たり開いた。会見の冒頭で「福島県の皆様を含めて広く社会に大変なご苦労をかけていることを改めておわび申し上げる」と謝罪。当面は増え続ける汚染水の処理や使用済み核燃料の取り出しに全力で取り組む考えを示した。
汚染水増加の原因となる地下水の流入を防ぐために建設していた地下水バイパスは7月にも利用を開始する。汚染水から放射性物質をほぼ取り除ける多核種除去装置を近く稼働させる。装置の処理後に出る水はタンクに貯蔵し、地元漁民から不安の声が出ていた海洋への放出はしないとした。
4号機にある使用済み核燃料の取り出しに向けた作業は順調に進んでおり、当初の計画通り11月には取り出しを始めるという。
福島第1原子力発電所、高橋毅、東京電力
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