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首相 イルクーツク声明に沿って交渉
2月28日 20時59分

安倍総理大臣は、ロシアの極東地域を管轄するイシャーエフ極東発展相と会談し、北方領土問題について、平和条約締結後の歯舞・色丹の二島返還を明記した「日ソ共同宣言」の有効性を文書で確認した「イルクーツク声明」に沿って交渉を進める考えを示しました。

安倍総理大臣とイシャーエフ極東発展相の会談は国会内で行われ、先週、ロシアでプーチン大統領と会談した森元総理大臣、それに新党大地の鈴木代表も同席しました。
この中で、安倍総理大臣は「ことし4月末には、私もロシアを訪問するべく調整している。プーチン大統領と会うのを楽しみにしているので、よろしく伝えて欲しい。日ロ関係を大きく発展させたい」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は北方領土問題について、平和条約締結後の歯舞・色丹の二島返還を明記した1956年の「日ソ共同宣言」の有効性を初めて文書で確認した、12年前の「イルクーツク声明」を重視する考えを示したうえで、「声明に沿って、領土問題を話し合いたい」と述べました。
これに対して、イシャーエフ氏は、「プーチン大統領に伝える。大統領は、新しい経済的なプログラムもつくっており、両首脳が話し合って、ぜひ進めてほしい」と述べました。

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