《改行表示》127. SFに文芸調の雰囲気を乗せるとか、難しいことをやろうとする。根本的に角川映画は文芸に対する引け目のような物が感じられて、何でもかんでも文芸作品的な手法を混ぜてくる。 どうしてこうなるのかよく分からないが、その割に考証や心情表現は画面上に見える範囲でしか行われないため別の場面で何で?ってなることが多い。実に多い。 グッとくる表現の継ぎ接ぎ的な手法なんだろうけど、巧くいっていない。 ようするにあれだ。普通に作れ。 【黒猫クック】さん [DVD(邦画)] 3点(2012-11-02 04:20:12) |
126.これは醜い。タイムスリップのおもしろさを味わえるかと思っていたのだが、だんだんおもしろくなくなるし馬鹿馬鹿しくなってくる。自衛隊も戦国武将たちもタイムスリップを素直に受け入れ入れていること自体変だ。娯楽映画なら何でもありというのは安易すぎる。自衛隊本来の役割は何なのだ。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 2点(2012-10-14 20:02:17) |
125.《ネタバレ》 実は私、この映画に出演していたはずなんですよ。大学の掲示板に貼られたエキストラ募集に応募したところ、たしか御殿場で二泊三日だったと思いますが川中島シーンの撮影に駆りだされました。足軽の衣装を着て槍を持たされ、ハンドマイクを持ったスタッフに「右行けー!左行けー!」と一日中怒鳴られただ右往左往していた記憶しか残っていません。千葉真一はおろかプロの俳優は誰ひとり見かけることもなく、夜は民宿でへとへとになって爆睡しただけでした。戦車や爆破シーンもなくて、どうやら追加のカットを撮るのに動員されただけみたいでした。映画が公開されるや初日に観に行き、その後十回以上観てますが、いまだに自分の足軽姿を画面で確認することができません(笑)。 それにしてもこの映画、角川春樹の大作路線を切り拓いた功績(?)はあるとはいえ、ちょっと怪作に分類していいほどのメタメタぶりです。致命的なのは、自衛隊に部隊としてのリアリティがなさ過ぎなところでしょう。上下関係はどうなってるんだよと突っ込みたくなる会話は、自衛隊というより町の消防団みたいですよね。そこに被さる演歌風和製ロックのチープさは、監督というか角川春樹のセンスのなさを笑うしかありません。千葉真一の体を張ったアクションに敬意を表してプラス一点としておきます。 【S&S】さん [映画館(邦画)] 3点(2012-01-15 11:34:30) |
124.《ネタバレ》 角川映画初の時代劇。いかにも角川映画の娯楽大作という感じのド派手な映画になっているが、自衛隊の一個小隊がもし突然戦国時代にタイムスリップしたらというシチュエーションだけ思いついて即作ったような印象で、タイムスリップ直後の隊員たちの混乱ぶりはリアルで良かったがあとはもう勢いだけでいってしまったような感じ。それでもアクションシーンはまあ退屈せずに見られるのだが、自衛隊の描き方がただ戦国時代で好き勝手暴れているようにしか見えず、「野性の証明」のレビューでも自衛隊を悪役として描いたことが本作の自衛隊の撮影協力を得られなかった理由ではないかと書いたが、これじゃ撮影に協力なんてしないわなというのが一発で分かる。また青春映画のテイストは監督や脚本家の意向で取り入れられたらしいが、はっきり言って全く効果的でなく、いかにも70年代の青春ドラマのような挿入歌の数々は映画の勢いを明らかに奪っていてどう考えても失敗としか思えないし、SFとしての面白さも皆無に等しくこれではまだ「戦国自衛隊1549」のほうがマシのようにさえ思えてしまう。主たる女性陣にセリフがないのも男の映画というのを強調したかったのかもしれないがなんか違うだろという気がするし、オールスタッフ・キャストがノンクレジットというのも話題作りの一環なんだろうが何もそんな事までして話題作りをしなくてもとしか思えない。(よくみんな許可したな。)とくに期待をしていたわけではないし、取りあえず見ておけくらいにしか思っていなかった映画だが、立派な駄作だと思う。「戦国自衛隊1549」には3点をつけているのだが、本作にも同じく3点を。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 3点(2012-01-07 11:47:21) |
123.《ネタバレ》 ようやく念願かなって視聴したのはいいが、つねに防衛の立場をとることに慣れているはずの自衛隊が、そこら辺の武士に積極的に発砲し始めた時点で、早くもいやな予感。次から次へと何の躊躇もなく人を殺していく自衛官たち。あまりのずさんさに開いた口がふさがらない。これは自衛隊の誇りを十二分に傷つける映画では!? クーデーターがやすやすと起こるほどの統率のとれなささ、危機管理の薄さに、各隊員のだらしのない体の動きと、あまりの無様さに目を覆いたくなった。また、天下をとる決戦前夜に女郎買いを推奨するなど、つっこみどころが多すぎて、とてもここに書きつくせない。 (せめて合戦中のヘリのどてっ腹に「陸上自衛隊」という文字を消してくれ!) 自衛隊の良さや弱点、特徴などを活かした映画にしてくれていると思っていたが、裏切られた。それに、せっかく歴史を絡ませているのだから、隊員たちが「この時代は確か○○が、」といった知識を全く口にしないのも違和感があった。歴史に弱い人たちばかり銃をとってドンパチしてるのかと思ったら、ただの戦争ごっこにしか見えなくなった。 【tony】さん [CS・衛星(邦画)] 0点(2011-11-30 01:34:46) |
《改行表示》122.公開当時は大不評だった映画。SFストーリーとしてみた場合は確かに穴だらけで、 陳腐さが漂うが、後に娯楽アクションものとしての評価が高まったようだ。 登場人物が多く、たくさんの役者さんが出演していて、キャスティングはいいのだが、 古い映画ということで演出面のほうも今ひとつ。ドラマとしての見応えは全然ないけど、 男性向けアクション映画として鑑賞すれば、そこそこ楽しめるのではないかと思う。 【MAHITO】さん [映画館(邦画)] 4点(2011-09-26 20:40:53) |
《改行表示》121.これ、すっげーな。140分のうち8割方、銃撃、チャンバラ、爆発な自衛隊無双。どんだけ武器を積んでいるのだ。どんだけ金かけているのだ。これは日本でもトップクラスのアクション大活劇ではないか。グっときてしまった。天下とったら元の時代に戻れるという根拠のない発想がそもそもヤバイ。爆発時や撃たれた時に人間が無駄に飛び上がるあの感じがたまらない。やっぱ火薬は良いね! しかし、挿入曲がジョー山中ってのはどうにかならんかったかね。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-09 23:00:37) |
120.《ネタバレ》 ハイすみません、残念ながら10点です、理由は訊かないで下さい。というより、なんでよりによってこんな映画でこんなに充実感が感じられちゃうのか、誰か教えてください。もー子供の頃から大好きな作品で、年末年始のテレビのお楽しみと言えば、「また今回も『戦国自衛隊』と『北京原人の逆襲』が放送されるのか」、でしたからねえ。いや実際、『北京〜』はともかくこの作品、やるせなさ、寂しさ、何とも知れぬ余韻が、年の瀬にピッタリ、なんですね。まさにコレ、“ゆく年・こない年”ですわ(最近またテレビでお目にかかる機会が多い気がしますが、ゼヒ年末に放送して下さい)。映画中盤は、夏・真っ盛りってな感じで、ギラギラ脂ぎった戦いが繰り広げられるのですが、戦い済んで雨に打たれ、ラストの廃寺では、虫の声が聞こえてきて、ああ秋だなあ、寂しいなあ、と。信玄が斃れた後にも、伊庭が斃れた後にも、鳥の鳴き声が挿入されて、これまた余韻たっぷり。いやまあ、色々とケチをつけたくなる映画ではあるんですけどね。ツネちゃんを倒した千葉チャンが天下を取る決心をした瞬間、部下たちがギョッとする演技してるのにカメラはきちんと捉えず早々に切り替わっちゃうし。去るムッシュと千葉チャンが送るシーン、交わしている“握手”をちゃんと撮って欲しかったな。ましてその後登場する、「忙しい」と呟く謎の農民など意味不明もいいところ(せめてもう少し草刈正雄だと判るように撮って欲しい)。と色々ケチはつけるものの、素晴らしいのが、夏(八)木が城からヘリに乗るシーン。ヘリから下ろされた縄梯子に掴まるのだけど、そんな撮影危ないよね。実は、ヘリからの縄梯子が画面から一瞬消え、カメラの前を人影が横切った瞬間(カットもここで切れてる?)、別の(と思しき)縄梯子が忽然と現われて、彼はこちらにぶら下がるのでした。手品見てるみたいです、ははは。『ジュラシック・パーク』でCGのラプトルがハリボテと入れ替わったのと同じくらい絶妙ですね。まあそんなヨタ話はともかく、この作品、永遠の怪作、永遠の“熱き映画”です。完成度は度外視してでもわたしゃ支持し続けます。どうかよろしく。 (ところで、何でもパクるのが好きな中国さん、ゼヒ本作をパクッて一本作って欲しい。『三国志的人民解放軍』とか。これは観たい。) 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2011-06-23 23:52:29) |
119.《ネタバレ》 その昔、深夜に放送していたロードショウで鑑賞。当事は子供ながらに角川映画の渋さにシビれ、非情さに戦慄していた。荒唐無稽な物語に妙な説得力と現実味を持たせるのが上手い監督さんとそのチームだと思う。なるほど武田信玄の死因はあれか…いや違うって(笑)。敵が数で勝ってるの解らずに乱射&迷走し続けて、弾薬と燃料が切れたときの自衛官たちの喜劇…もとい悲劇に合掌。伊庭さんの『ワシは天下(てんが)を取る!!』発言は、自軍のこの体たらくぶりを見たためにキレたのかも(笑)。まずはそこそこ熱い映画。ただし一言、矢野が率いる反乱軍が村々を襲い女をさらって犯すシーンで、『生きてるのが楽しくなってきたんだよ!』とはしゃぐ自衛官は、人間の持つ気持ち悪さと汚らしさを存分に表現していた。この映画を観た人全ては嫌悪感を持つように。 【FBIの滝】さん [テレビ(邦画)] 7点(2011-01-11 21:13:02) |
118.《ネタバレ》 当時映画館で観ました。まだ幼いころながら強く印象にのこる映画であり今回30年以上たち改めて観させていただきました。感想…日本の名優たちの共演であり、今後このような映画は造られないであろうと。。。確かに、細かいところいっちゃうとキリがないけど(戦術的に浅はかな気がしますが(苦笑))、千葉&夏木の生きた「眼」に戦国時代のぎらぎらした心情を感じずにいられません。個人的には、、、当時の「角川的」男の美学を前面に出した内容で、無言で終わるエンディングがそれを象徴してるかにオモイマス 【Kaname】さん [パソコンテレビ] 8点(2009-12-27 22:37:15) |
《改行表示》117.《ネタバレ》 あまりにもくだらないと突っ込む気さえ失せるということを初めて知りました。 原作を虐殺、レイプするんだったらとことんやればいいのに、下手に結末だけつじつまを合わせようとしたので、もう一つのストーリーとして成り立たなくなってしまいました。 「景虎どのは、浅井、朝倉の連合軍と戦い、我らは武田信玄を川中島で破る。それで天下統一だ」 戦国の歴史についてごくごく一般的な常識を持っていれば、これがどれだけ馬鹿げた筋立てか簡単に理解できると思われます。 角川さん、結局戦国武将と近代兵器が戦うのを映像にしたかっただけでは。 そう考えれば、自衛隊側の素人が見たって明らかに馬鹿げた戦術も理解できますね。 原作は大好きなのになあ。半村さんなんでこんな脚本許したんだろ。 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2009-12-03 18:51:38) |
《改行表示》116.《ネタバレ》 まったく効果的でない挿入歌とアニメっぽい音楽が非常に邪魔で、この音楽と演出のせいで全体的にイロモノっぽく感じた。あ。音楽は「マクロス」の羽田健太郎か。納得。 フンドシ一丁の千葉×夏八木が「一緒に天下をとらぬか?」と語り合うシーンなんて、もはやイロモノというか…もしかして、それ、熊系ゲイ向けのゴキゲン取りなのかしらっ…?うーむ。残念ながらのノン気である私には、ちょっとそのサービスは不発している。爆笑はしたが。 そして、撮影中に何頭の馬が死んだんだろう?と、非常に気になった。きっと、ロケ弁当は「馬刺し」が振舞われたに違いあるまい。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 2点(2009-09-28 03:50:54) |
115.タイムスリップ後のパニックぶりがよい.千葉真一だけ元から戦国時代の人間っぽいけど,キャストもいい.最初に観た時はもっとうまく戦えよと思ったけど,圧倒的な数の前には無力かもね. 【noji】さん [テレビ(邦画)] 7点(2009-06-07 17:57:31) |
【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-01-17 07:46:40) |
113.《ネタバレ》 おもしろそうだなと思って父に便乗して見ましたが・・・うーん、自衛隊の人がこれ見たら多少なりとも傷つくのではないか?と、二人で話してました。いくらなんでももっと強いでしょう。そして最後になればなるほどなんか「ん?」という感じになり・・・。さらに信玄を銃で撃ったのもいかん。 【CEDF】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2008-08-29 20:47:09) |
112.■小学生の頃、当時出始めの歴史学習漫画をきっかけに、日本史、特に戦国史に大いにハマり、夏休みの自由研究で紙粘土で兜を作ったほどである。同時に、ブームだったガンプラに飽き足らなくなって、戦車や軍用機、軍艦のプラモに憧れるようになり、こちらも大いにハマった。そんなさなかに本作がテレビ放映され、「まるでオレのために作られたような映画だ!」と思ったものだが、それも無理はない。■ただ、そのときは途中から観賞したため、何となくこの作品についてはモヤモヤとした想いを抱き続けていたので、今回20数年の時を経てキチンと観直してみた次第。■多くの方が指摘されておられるように、作り手のエネルギーがガンガン伝わってくる。カラ回りも多々あれど、そんなのも含めて、総じて愛嬌のある作品と言ったらよいか。■小野みゆきといい、岡田奈々といい、当時の女優さんのなんと味わいのあることか。 【麦酒男爵】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-22 13:39:06) |
111.自衛隊と戦国武将の共存なんて絵面だけでも楽しそうなのに、このしょぼい内容にはがっかり。本題と全然関係ないシーンは延々と続いているし、戦闘シーンは同じような映像と音響が繰り返されるだけ。何が表現したくて作ったのか分かりません。そんな中でもきちんと仕事をしている夏八木勲に3点。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2008-06-19 02:20:39) |
《改行表示》110.《ネタバレ》 昔の角川映画の濃さからか、結構受け入れられない人も多いようですが、私は大好きです。 最近の軟弱日本映画にはないエネルギー、エロ、グロが垣間見られます。なんというか、製作者側の「本当の人間の姿はこういうものだ」的なメッセージ性が伝わってきますね。最近の映画の中では、オールドボーイみたいな韓国映画に近い雰囲気といいましょうか。 映画の場面では対武田軍団戦がすごいですね。あの妙なリアリティと絶望感。結局は勝利するんですけどもうボロボロみたいな。 ラストでは謙信に鉄砲で撃たれて死ぬというのも皮肉っぽくていいです。自分も信玄撃ってるし。茅葺のお寺も本当に燃やしてますね。勿体ないような気もしますが。 このころの角川映画はやっぱりおもしろいですよ。ホント。 【RForest】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2008-06-12 23:48:05) |
《改行表示》109.どんな映画でも0点だけはつけたくなかった。 しかし、これは、まったくの0点むしろマイナスをつけたいくらいです。 まず、内容云々と言うより、演技の問題。生きたウマ(もし、人形ならごめんなさい)にあんなことをさせるのは、監督としても失格です。たとえ、それが動物だとしても役者を大切にしないようなことなんて論外です。この時点ですでに0点。 次に、合間合間に挟むオチャラケとしかいえない歌。もううんざりです。ふざけているんですか? 他にも内容はただ主人公が暴走してるだけの実に薄っぺらいもので、非常に残念です。 【甘口おすぎ】さん [CS・衛星(邦画)] 0点(2008-06-12 23:37:47) |
108.千葉真一の一人舞台ですな。設定は良かったのに内容が無茶苦茶。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 2点(2008-02-11 01:51:26) |