馬鹿の一つ覚えの設定(展開)・ライトノベル編
編集:中崎実
爆発物
  • ダイナマイト発明以前の世界でも、爆弾の扱いが荒い。
    ※ダイナマイトはニトログリセリンの安全な使用に大いに貢献した。それ以前は液体のまま運んでいたもんだから、危ないのなんのって……
  • 爆弾使いの爆弾は、
    1. 剣士に一瞬で導火線を切り落とされる、
    2. ガンマンに一瞬で導火線を打ち抜かれる
    の二つに一つである。
  • 時限爆弾のコードは赤と青である。
    「くそー、あと30秒...」
    という状況で切ったコードは必ず主人公の想い人にかかわる色である。
    >縁を切りたいと言う深層心理の成せる業でしょうか……
  • 多くの場合、爆弾の構造はこの上なく単純である。
    1. 開閉センサーの配線をバイパスした上で蓋を開け、
    2. 次に振動センサーを溶かした蝋で固めて……
    といったプロセスを全て飛ばし、いきなり赤と青の二択。
    というかコードを何本も切りまくって結局赤と青の2本しか残らなかったりする。
  • 爆弾とみると、すぐに解体という手段をとる。それ以外の解決方法は検討されない。
  • コード系爆弾以上に面倒な物は、爆発物処理ロボットか爆発物捜査犬が、主人公から取り上げて距離を取った後に爆死する。
    この場合、献身的な努力も空しく主人公も爆死と言うことはない。
  • 核爆弾は爆発する。核ではない強力な爆弾は爆発しない。
自爆
  • 自爆スイッチは丸くてデカくて赤くて黒と黄色のストライプに囲まれてる。
    • そこまでベタなら、ボタンにドクロマークも忘れずに(w
    • 押す時にはぜひ「ポチッとな」と(略

    自爆スイッチ利用におけるお約束パターン
    1. 主人公、悪の幹部の手より自爆スイッチを奪い取る。
      主人公:「よし、これでもう安心だ!」
      悪役:「…ふふふ、ふはははは!」
      主人公:「? なにがおかしい!」
      悪役:「甘いな、本物の自爆スイッチは、こっちだ!」
      おもむろに、懐より本物を取り出す悪役。
      どうする、どうなる主人公!
      待て! 次号!

    2. 押しただけで爆発するタイプの自爆スイッチの場合。
      悪役:「ふははは、貴様らも道連れだ!」
      主人公:「しまっ……!」
      ≪かちっ、かちっ!≫ 仲間@ :「悪いねぇ、そいつは使えないように細工しておいたんだよ」
      悪役:「ば、ばかな?!」
      お前、いつのまに細工してたと思ってはいけない。

    3. また、悪の幹部の命自体がスイッチのこともあり。

  • 主人公側の爆弾の使い方は、体に巻いて自爆のみ。
    それもたいてい親父キャラ。合掌。
すぅぱぁてくのろじぃ
  • 昔からある不思議なものは、理由もなくすごい。
  • 宇宙人の技術力の前に、不可能はない。
  • 地球には、大昔に宇宙から飛来した超文明の遺産があっちこっちに埋まっている。
  • プライドの高い宇宙人の技術よりも地球の古代文明のほうがなぜか技術力が上
  • 古代のオーバーテクノロジーの武器は必ず制御ができなくなる。
  • ファンタジー系の世界では、何千年もの間、文化や文明が停滞してたりする。
    新たな武器が開発されたり、改良されることは稀。
  • 古代の文明は、必ず現代の文明より優れている。
    だから、何千年前の骨董品が、現代でもキチンと通用する(笑)
なぞの宇宙船と乗組員
  • 宇宙が舞台の場合、その世界の宇宙船は(相対性理論はまあしかたないとしても)ニュートン力学をも無視した動きが可能。
    たとえば、惑星間を数日で飛べるほどの速度の宇宙船が急角度で曲がったりしたら、本当なら中の人間は壁にたたきつけられてペシャンコになるはずなのだが。
  • 重力制御です。でもそんなこと出きるエネルギーある癖に宇宙船はかなり狭い。
  • きっと、その重力制御装置がスペースをとりすぎるために、乗員用のスペースが狭くなるのでしょう。つじつまはあってる。
  • 航法担当は宇宙に出ても航海士と呼ばれる。
  • 腕のいい操縦士はレーザーをかわせる。
    >銃弾だって避けられるのさ。
  • 航法担当は宇宙に出ても航海士と呼ばれる。
宇宙空間の通信技術
>とりあえず、光速を越えるスピードの通信技術について解説して欲しい……。
>どれも理屈を説明できません(笑
  1. 空間を都合良く捻じ曲げて直結させて通信波を送っている(質量は通れない)
  2. 距離による時間差を無視するシステムがある(止まった時間の中を通している)
  3. 物理空間ではない空間を通して通信している(虚数空間とか名付けられる)
  4. 光速を超える通信媒体を発明した(超光速通信システムとかなんとか)
>SF板か未来技術板か物理板あたりで聞けば住人が小一時間教えてくれるでしょう。
 
こんぴゅうたぁ
  • サーバという単語は出てこない。
  • 都市を統率する巨大コンピューターなんちゃらってのが有する疑似人格は、たいてい女性型。
    >「マザーコンピューター」って言葉のイメージのせいかね
  • その疑似人格はその都市のお偉いさんが知らないところで主人公となぜ友情が芽生えている。
    「あなたの頼みなら」とかなんとかいって、不法入国でも何でもさせてくれる。
    >んで、お話が終わると、人格は消えてしまう。
  • 自我を持ったAI(人工知能)系の敵はウィルスプログラムで倒す。どんな言語環境で敵が作られていようと、ちゃんと効く。
  • 優れたコンピュータであっても、嘘をつく能力は与えられていない。
  • 優れたコンピュータであっても、予測を誤まることはしょっちゅうある。
  • コンピューター(人工知能)は敬語を使う。
  • コンピューター(人工知能)は残酷なことをさらっと言う。
  • とても賢いコンピュータは、「感情」を持っている。
  • さらに賢い、黒猫型異星人を上司に持つ人工知能の場合:
    「あなたは下品です。こんなのが私の上司かと思うと、電源をショートさせて死んでしまいたい」などと言う。
機密情報
  • 一昔前の話だと、「世界を覆すほどの情報が詰まったディスク」がフロッピーディスク(しかもたった一枚)
  • 「この暗号は、世界中のスーパーコンピューターが束になっても、解読するのに十万年はかかる!」と、豪語するほど複雑な暗号は、必ずあっさりと解読される。
    >どうやら、その”世界中のスーパーコンピューター”とやらの性能は、80年代からまるで進歩していないらしい。
  • ハイテクなセキュリティシステムは力技で破られる。
  • 検索するときは、驚くほど簡単なキーワードで目的のものをぴたりと探し当てる。
  • ツールやハッキング技術無しでパスワードを見つけなければならない場合、システム開発者の娘の名前を入れればなんとかなる。
  • 被害者は、絶対に情報の暗号化をしない。
  • いい加減ハッカーが機密データを見て事実に気づくってのはなぁ。
    そんなデータの入ったコンピュータは普通ネットに繋がってません。
    >意外と管理職のパソコンに機密データが暗号化すらしないで入っていたりするので要注意だ。
クラッカー
  • 「ハッキング」は魔法の技術。
  • ハッキングすれば、どんなにやばい情報でも簡単に入手できる。
  • 情報を探す時は、サーバではなくクライアントマシンにクラックをかける。
  • ターゲットのコンピュータネットワークがどれほど強固に守られていても、「天才ハッカー」キャラにかかれば、電子的な手段だけでものの数十分ですべてのセキュリティを突破し、それどころかネットワークを完全に乗っ取ってしまう。
  • どうかすると、ネットワークに繋がっていなくても支配下においてしまう。
  • 具体的にどんな方法を使ったのかは説明されない。
    辞書攻撃でパスワードをみつけたのか、バッファオーバーフローを突いて管理者権限でコマンドを実行したのか…
  • ハッキングをする時は、リアルタイムで試みる。
  • ハッキングする時は、パスワードの総当たり。
  • 凄腕ハッカーには「定型作業はスクリプトで自動化」という発想がない。
  • 敵基地等に侵入して、そこのネットワークや扉のコンピュータロックにクラッキング用の機材を接続する場合、必ずパネルをはいだりケーブルの皮膜をむいたりして「むりやり」繋ぐ。
    • コネクタ(メンテ用含む)に普通に繋ぐ描写はなぜかない。
    • 現代物でコネクタがある場合、なぜかUSBだったりする。
    • Etherが出ていたり、シリアルコンソールであることはない。
    # きしめんケーブル(通称)なんて出てくるはずもないですな。某ドラマの影響で今後どうなるかわかりませんが。
  • ハッキングに対抗するときは、リアルタイムでプログラムを展開する。
    しかもなんかウィルスを攻撃する物を使って。
    >素直にポートを閉じろよ。
  • ハッキングするのは、コンピューターの天才児という設定のヒッキーぎみの少年か少女である。
  • 凄腕のハッカーの指の動き、そして彼の仕事の成果は機械の限界を超えている。
  • GUIなのに、凄腕ハッカーのスキルはなぜか「タイピング速度」で表現される。
ハッキング
  • 現代物でその道のプロが使うワークステーションの描写があったら、ほとんどの場合「装飾過剰なウィンドウシステムこそが最新OSそのもの」らしい。
  • 間違っても鬼のようにシンプルなコンソール画面だけから情報をすべて読みとり、「シット!」「ファック!」とか悪罵を漏らしながらがしがしキーを叩く人間はプロではない。
    >「GUI?あんなもんは飾りです。若い人にはそれがわからんのです」
  • まちがってもscreenを使いこなす描写などは出てこない。
  • コンピュータ関係に限っては、昔ながらのマシンやOSの長所を生かして最新型に勝つ、という描写がない。
  • 間違っても、cshとshの宗教論争などしない。
起動!
  • 最後にdiscを入れる場合は、discは最終兵器の起動プログラムである。
  • 最終兵器起動プログラムdiscはモチロン奪い合いになり、当然すり替えられている。
  • やばい内容の詰まったディスクを奪った敵は、それのコピーを作成しない。

扉に戻る

このコンテンツは、編者および各ネタを提供した名無しさんが著作権を保持しております。
(ジオシティーズには著作権および著作者人格権はありません。)
1