東京の医療法人「真匡会」が医療機関の債券を発行し、高齢者から金をだまし取ったとされる事件で、警察は別の医療機関債を販売し金をだまし取ったとして、グループの11人を再逮捕しました。
「真匡会」の医療機関債をめぐっては、販売会社の実質経営者、川野伝二郎被告(47)らグループ11人が逮捕され、うち5人が起訴されています。
大阪府警は山梨県の医療法人「みらい会」についても、病院建設費に充てるなどと偽って高齢の女性2人から200万円をだましとった詐欺の疑いで、11人を再逮捕しました。
川野容疑者は「病院設立計画には今回、関わっておりません」と容疑を否認しているということですが、「みらい会」には実態がなく、被害総額はおよそ4億3,000万円に上るとみられています。
また、警察庁は27日、医療機関債の詐欺事件が多発していることから、厚生労働省に発行に関する法律の改正や監督強化を申し入れました。 (02/28 18:42)
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