大津市の富田真教育長は２１日、越直美市長から再回答を求められた、市立中学２年の男子生徒の自殺を巡る第三者調査委員会の指摘の検証について、今年度中に改めて提出する方針を明らかにした。

　同日の市教委２月定例会の後、取材に答えた。第三者委の指摘に対する検証結果は、１９日に本郷吉洋教育委員長が越市長に報告したが、「内容が不十分」と批判されていた。市教委によると、改めて学校の教職員や市教委担当者から話を聞き、検証し直すという。

　１９日に選任された富田氏は、教育長就任後初めて定例会に出席した。【千葉紀和】