大津市議会:越市長、中2自殺対応「連携に問題」 /滋賀
毎日新聞 2013年02月28日 地方版
大津市議会は27日、一般質問を行った。いじめを受けていた市立中学2年の男子生徒が自殺した問題を巡る市長部局の対応の検証を求める質問に対し、越直美市長は「市教委との連携や情報共有で問題があった」と述べる一方、検証の実施については明言を避けた。
越市長は連携不足の一例として、県警が学校を強制捜査するまで一部資料が市長側に提出されなかったと主張。4月に新設する市長直轄の「いじめ対策推進室」を中心に連携改善を進めるとした。
また、陸上自衛隊大津駐屯地が始めた隊員の迷彩服通勤に、市民団体が中止を求めるよう越市長に要請文を出したことに対する質問には「戦闘服着用は国民の生命、財産の確保に合致する。自衛隊に中止を求める考えはない」との見解を示した。【千葉紀和】