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6号国道いわき南部と茨城北部区間調査へ

国土交通省は6号国道のうち、いわき市南部と茨城県北部を結ぶ区間について、平成25年度にバイパス化に向け検討する「計画段階評価」の対象とし、調査を開始する。

梶山弘志副大臣が21日、いわき市などの現地を視察し、「(事業化に向け)早急に検討していく」と述べた。

6号国道はいわき市勿来町四沢から茨城県北部の間がバイパス化されてない。

片側一車線で、茨城県北茨城市では東日本大震災時に津波で浸水して通行止めになり、避難に影響が出た。

いわき市と北茨城市、茨城県高萩市でつくる常磐三市長・議長会議は昨年8月、同省にバイパスの新規事業化を要望し、浸水地域を回避する広域避難道路の必要性を訴えた。

要望では勿来町四沢と北茨城市で建設が進む茨城県道・里根神岡上線とを結ぶ約6キロのバイパス化を求めている。

「計画段階評価」は事業採択に向けての準備段階。

同省は25年度以降、震災時の津波浸水被害状況など現状の問題点を調査する。

いわき市勿来町四沢の四沢交差点での視察では、梶山副大臣に渡辺敬夫いわき市長ら3市の関係者が立ち会い、バイパス化の早期実現を訴えた。

2013年02月22日 10時00分 配信

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