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木造地蔵菩薩坐像、重文へ 震災で損傷、修復機に再評価

木造地蔵菩薩坐像(長福寺本尊)

 木造地蔵菩薩坐像は福島県いわき市の長福寺の本尊だ。寄せ木造りで彩色が施され、左手に宝珠、右手に錫杖(しゃくじょう)を持つ。蓮華(れんげ)座に裾が掛かる形や、着衣の菊花の文様に関東地方の鎌倉彫刻の特色が出る。元亨4(1324)年、仏師院誉の作。高さ69センチ。
 東日本大震災で横倒しになり、胸上部を損傷した。修復時に胎内(たいない)から経文や銘文が見つかり、製作年と作者が判明した。長福寺は真言律宗に属し、中世には奥州の中心道場だった。


2013年02月28日木曜日


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