アイナメ:高濃度セシウム検出…福島第1原発港湾内で採取
毎日新聞 2013年02月28日 19時49分
東京電力は28日、福島第1原発の港湾内で2月17日に採取したアイナメから、1キロ当たり51万ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。第1原発港湾内に生息する魚のセシウム濃度としては過去最高。市場には流通しないが、一般食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)の5100倍に相当する。東電は「港湾内の海水の放射性物質濃度に変化はなく、事故初期に放出された高濃度汚染水が影響している」と説明している。東電は1月から、港湾内の魚の駆除を実施している。