JAXA:ウイルス感染 迷惑メールが原因
毎日新聞 2013年02月20日 東京朝刊
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、昨年11月に判明した筑波宇宙センター(茨城県つくば市)のパソコン1台へのウイルス感染は、無料で使えるフリーメールを使って「地震速報」という差出人名で送られてきた迷惑メールが原因と発表した。気象庁などによると、地震速報という差出人名を使う公的な機関はないという。JAXAによると、メールは東日本大震災直後の11年3月15日、グーグルの「Gmail」のアカウントを使って送られてきた。職員が同17日に添付ファイルを開いたことで感染。メールの内容は、地震に関する偽情報だった。その後、このパソコンから昨年11月21日までの間に計約7万8000回、米国のレンタルサーバーへ不審な通信が行われたことが判明。ウイルス感染の影響とみられる。