マリークレール・アランさん(フランスのオルガン奏者)が日本の音楽関係者に入った連絡によると、26日死去、86歳。
バッハから現代音楽まで、膨大なレパートリーを誇る巨匠として知られる。1926年パリ近郊生まれ。パリ音楽院に進み、ジュネーブ国際音楽コンクールで最高位に。修復された歴史的楽器でバッハの本質に迫る一方で、楽譜を持ち歩かず常に暗譜で弾き、バッハの全オルガン作品を3回録音するなど、数々の「伝説」でも知られた。73年以来、たびたび来日。2003年に足の骨が折れるけがで来日を中止したが、翌年復帰を果たした。
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朝日新聞社会部