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  もしあね 作者:秋野空
もし姉がヤンデレだったなら パート④
同日 夜

弟「ただいまー……ってだれもいな」

姉「おかえり」

弟「うわっ!」ビクッ

姉「どうしたの?」

弟「姉ちゃん帰ってたんだ……仕事早いね」

姉「あー……今日は休んだの」

弟「へーどっか体調でも?」

姉「ううん。弟のため」

弟「俺の?」

姉「うん……まぁご飯出来てるから食べちゃって」

弟「うん……」

弟(何だ……この違和感)

キッチン

姉「いただきます」

弟「いただきます……うん、おいしい」

姉「そう? ありがと」

弟「うん、やっぱ姉ちゃんのもおいしい」

姉「……ん?『も?』」

弟「うん……やっぱ料理って同じものでも作る人によって違うよね」

姉「そう……誰の食べたの?」

弟「んー女だよ?……あ、そっか姉ちゃんには言ってなかったね」

姉「な、何が……かな……」

弟「俺と女 付 き 合 う こ と に な っ た んだ」

同日 夜

姉(それからのことは覚えてない……)

姉(女の料理を食べた……弟が……弟が……私以外の……料理を……)

姉(え? じゃあ……弟の体内にはあの女が……いる……)

姉「……………………」

姉(もう……ダメだ……これ以上……女といれば弟が……毒されてしまう……)

姉「……弟は私だけのもの」

深夜

姉「3:00か……そろそろ……かな」

ガチャリ

姉「待っててね……弟……」

弟「すー……すー……」

姉「ふふ……可愛い……」

弟「ん……」

姉「」ビクッ

弟「すー……すー……」

姉「気のせいか……」


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