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【大相撲】

九重3人衆で同時十両だ

2013年2月28日 紙面から

34年ぶりの同部屋での3人同時十両昇進を誓う三人衆=九重部屋で(岸本隆撮影)

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 九重部屋の幕下3人衆が、春場所(3月10日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)で同部屋3人同時十両昇進を目指す。いずれも21歳の千代丸、千代嵐、千代皇の3人。実現すれば、1979年秋場所の琴千歳、琴の龍、琴立山(佐渡ケ嶽)以来、34年ぶり。3人は27日、大阪市東住吉区の宿舎で、師匠の九重親方(元横綱千代の富士)が見守る中、みっちりと汗をかいた。

 西幕下2枚目の千代丸は十両・千代鳳(ちよおおとり)の兄。弟に先を越されたが「大事な場所だと思う。やっとここまできたから」と期する思いがある。

 東幕下4枚目の千代嵐は2011年秋場所で十両に昇進したが、2場所目の九州で右足首を4カ所骨折。一時は西幕下43枚目まで番付を下げ、ようやくここまで戻ってきた。入れ替わるように千代鳳や千代大龍が昇進していき「周りから悔しくないのか、と言われてきた。まだ若いし、焦る時期じゃないと思ってきた」と秘める思いをぶつける。

 西幕下5枚目の千代皇はサンゴ礁に囲まれた鹿児島県・与論島出身。「まだ与論島出身の関取はいないので、自分が最初になりたい。番付発表のときも、同時に昇進できるんじゃないかと3人で話しました」という。

 九重親方は「まだまだチャンスをものにしようという意気込みが足りない」と手厳しいが、「お互い刺激しながら良い方向に行けば。普段からそういう稽古をしていけば結果はついてくる」と背中を押している。 (岸本隆)

 

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