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沖縄サトウキビ青森の雪のお礼に 海自通し八戸の2校へ
 | サトウキビを味わう八戸の小学生 |
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青森の雪をもらったお礼にと沖縄特産のサトウキビが15日、那覇市の海上自衛隊第5航空群から、青森県八戸市の海自第2航空群を通じて、同市の小学校に届けられた。 「沖縄の子どもに雪を体験してもらおう」と海自は1995年から、八戸市と那覇市を行き来する訓練機を使い、青森県の雪を届けている。 昨年は福島第1原発事故の影響で、那覇市の雪のイベントが中止となる騒ぎがあったが、雪を希望する沖縄県内の児童施設などは多かった。今年は十和田市の八甲田付近で集めた段ボール30箱分(約900キロ)の雪を13日に送った。 その返礼にとサトウキビ約150キロが、八戸市町畑小と美保野小に届いた。町畑小では早速、5年生の社会科の授業で取り上げた。初めて見る子どもがほとんどで、栽培法を学び、皮がむかれたサトウキビを口に含むと「すごく甘くておいしい」と目を丸くしていた。石田莉南さん(11)は「沖縄県の暖かい生活を感じられた」と話した。 第5航空群によると、青森県から届いた雪は那覇市と宮古島市の計5カ所の幼稚園、小学校、病院で雪遊びに使われ、大好評だったという。
2013年02月18日月曜日
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