【上海=金順姫】上海の業者が製造した学生服から発がん性のある物質が検出されたことがわかり、保護者らに動揺が広がっている。上海市当局は、この業者から制服を購入した小中学校に着用を見合わせるよう指示した。
上海市の品質技術監督局は今月、学生服の品質を調べるため抜き取り検査をした結果、22製品のうち6製品が不合格だったと発表した。このうち、上海の一業者の製品には、染料に発がん性物質が含まれていたことがわかった。
現在、当局がこの業者の制服を採用していた25校から制服の提出を受けて、詳しい検査を実施中。浙江省にある生地の出荷元にも調べが及ぶ見通しだ。
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朝日新聞国際報道部