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シー・シェパードは「海賊」、米控訴裁が認定

  • 2013年02月27日 14:42 発信地:ロサンゼルス/米国
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南極海(Southern Ocean)で、反捕鯨団体シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)の抗議船「スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)号」(手前)に向けて放水する日本の調査捕鯨船「日新丸(Nisshin Maru)」(右、2013年2月25日撮影、同26日提供)。(c)AFP/SEA SHEPHERD AUSTRALIA/TIM WATTERS

【2月27日 AFP】米第9巡回控訴裁判所は25日、反捕鯨団体シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)を「海賊」として認定し、日本の調査捕鯨従事者によるシー・シェパードの提訴への道を開く決定を下した。

 第9巡回控訴裁判所のアレックス・コジンスキー(Alex Kozinski)裁判長は、海賊になるために「義足や眼帯は不要」と述べ、日本の捕鯨従事者に不利な決定を下した下級審の判断を覆した。また同裁判長は捕鯨従事者を「調査員」と呼んだ。

「船で体当たりし、酸の入ったガラス瓶を投げつけ、金属で強化したロープを海に投げてスクリューや方向舵の損壊を試み、フック付きの発煙弾や閃光弾を撃ち、強力なレーザー光線をほかの船に向ける者がいれば、それは疑いようのない海賊だ」(コジンスキー裁判長)

 シー・シェパードは長年にわたり、南極海で行われる調査捕鯨を妨害してきた。日本鯨類研究所(Institute of Cetacean Research)などは、公海でのシー・シェパードの活動禁止を求める訴訟を米国で起こしていた。

 第9巡回控訴裁判所は今回の判決で、日本鯨類研究所によるシー・シェパードの提訴を認め、裁判を一審とは別の地方裁判所判事に差し戻すべきとの判断を下した。(c)AFP

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