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運慶・快慶の仏像群など国宝に 文化審答申

2013/2/27 17:31
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運慶の「木造不動明王立像」(中央、文化庁提供)=共同
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運慶の「木造不動明王立像」(中央、文化庁提供)=共同

 文化審議会(宮田亮平会長)は27日、鎌倉時代に活躍した仏師、運慶の「木造不動明王立像」や快慶の「木造騎獅文殊菩薩像」などの仏像群と、平安時代から明治時代の史料「醍醐寺文書聖教」の計3件を国宝に指定するよう下村博文文部科学相に答申した。

 このほか、江戸時代の絵師狩野探幽の「紙本金地著色四季松図」や、福島県いわき市の長福寺が所有する鎌倉時代の「木造地蔵菩薩坐像」など50件を重要文化財に指定することも求めた。近く答申通り指定され、美術工芸品の国宝は871件、国宝を含む重要文化財は1万524件となる。

快慶の「木造騎獅文殊菩薩像」(文化庁提供)=共同
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快慶の「木造騎獅文殊菩薩像」(文化庁提供)=共同

 運慶・快慶は、東大寺南大門の国宝「金剛力士像」の共作者として知られる。運慶の不動明王像など5体は1186年の作品で、卓抜した技量と写実的で力強い作風が評価された。快慶の文殊菩薩像など4体は、東大寺大仏の再興事業に関連して1203~20年に制作された。

 醍醐寺文書聖教は、室町幕府など時の政権と密接な関係があった醍醐寺に伝わる仏教の経典の聖教を中心とする6万9378点の史料。宗教だけでなく当時の政治経済に関する文書もあり、学術的価値が高いとされた。

 重文に指定される長福寺の菩薩像は、東日本大震災による破損を修理した際に制作年代や作者などが判明し、価値が再評価された。〔共同〕

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