感想:ドラマ「相棒 Season9」元旦スペシャル:聖戦*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
テレビドラマ「相棒 Season9」の感想です。
今回は元旦SP「聖戦」です。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- メディア: DVD
下記にはネタバレを含みます。
前回の感想はこちら。
【第9話:予兆】
各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧:2010年秋 放送開始作品】
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まずはあらすじです。テレビ朝日の公式サイトより転載します。
消費者金融の営業担当・折原が自宅に仕掛けられた爆弾で殺害された。犯人は妻の夏実(白石美帆)と娘の旅行中を狙い、リモコンで爆弾を爆発させたらしい。容疑者として、12年前、折原のバイク事故で息子を失った寿子(南果歩)が浮上。が、夫の病死後、パートをしながら質素に暮らす寿子に爆弾など作れるとは思えない。伊丹(川原和久)らは早々に寿子を容疑者リストから外す。 一方、右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、犯人がリモコンを操作したと思われる現場で割れたビスケットを拾う。右京と尊は寿子の自宅を訪ねるが、お茶菓子に公園で拾ったものと同じビスケットが。さらに散乱する工具を確認し、右京らは寿子が犯人だと確信する。
が、犯行を裏付ける証拠が見つからない…。
やがて折原の大学時代の友人・江上が容疑者として浮上。江上の自宅から爆弾で使用された物質も発見された。右京と尊の推理は間違っていたのか、それとも寿子が想像以上の知能犯なのか…?
大変失礼ながら、こちらの“相棒”には、
「スペシャルが面白くない」という認識がありますので、
正直に言うと、今回も全く期待していませんでした。
丁度、公開が始まった劇場版が
警察内部の争い(警視庁と警察庁の対立)を描く内容でしたので
(【感想@相棒-劇場版II-警視庁占拠!特命係の一番長い夜*ネタバレあり】)
今回のスペシャル版の内容は
まずこちらとかぶらないだろうと想像できた事も
期待しない理由として大きかったです。
結論からいうと、
決して面白くないわけではなかった……けれど、
面白かったか?と問われると、ビミョーに首を傾げてしまうなぁと
思いました。
犯人や犯行手口を視聴者に先に見せておいて、
作中の名探偵や刑事が、少ない手がかりを元に謎を解いていくのは
ミステリ作品ではメジャーな手法ですが、
“相棒”では珍しかったです。
ただ、犯人役の寿子の視点や回想に尺を取り過ぎた感があったのは
否めないと思います。
今回のようなお話の場合、
犯人側のやむを得ない事情を視聴者にどこまで伝えられるかで、
賛同を得る/得られないが大きく変わってしまうので、
寿子の苦労や幸福がたっぷりと描かれた回想シーンが
これでもかと流れたのは
その点で大きく貢献しているのは明らかです。
でも、そのせいで、お話全体が寿子の過去に振り回されていて
本来、主人公で出番が多くあるべき杉下右京さんと神戸尊の捜査が
二の次になっているように感じられました。
関係ない容疑者を引っ張ってくる事で
お話に深みを持たせようとした狙いも、
あまり効果的でないように見えましたし。
寿子に焦点を当てたい気持ちは私にも分かりますが、
もう少し内容を整理して、
その分、寿子や真実に徐々に近付いていく特命係!を
もっと地道に多く描いてほしかったです。
怪演が光った寿子役の南果歩さんと、
復讐心を持ちながらも
最終的に、寿子より冷静だった夏実役の白石美帆さんは
双方ともにハマっていたと思います。
特に、夏実役は、
抑えなければならない部分が多いので、
ある意味、イッちゃっていた寿子以上に
役作りが難しかったのでは??
白石さん、お上手だなぁと思いながら視聴しました。
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続きの感想も書きました。
【第11話:死に過ぎた男】
宜しければ合わせてどうぞ。
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2011-01-05 23:49
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