奥も太道

図書室で読書をすれば疎ましく思われ、廊下ですれ違えば避けられる。



羽瀬川小鷹――。

聖クロニカ学園高等部2年生で、転校してきてから一ヶ月。

日本人とイギリス人のハーフで地毛が黄土色がかったくすんだ金髪で、外見のせいもあってヤンキーと誤解され続けている。

それが原因でクラスから浮いてしまい友達がいない。

しかし、家族や親友との絆を大切にし、また面倒見がいい。
しかも料理上手。



ある日の放課後、教室で談笑する女子生徒を目撃します。



彼女はクラスメイトの三日月夜空。

いつも一人でいる彼女。
怒っているような表情しか見せない彼女が笑顔を見せている。

その視線の先には・・・誰もいない!?


少し考えた結果、その扉を開けることに・・・。



教室に入ってきた小鷹に驚く夜空。



慌てて黙る彼女でしたが、小鷹は先ほど見せた彼女の笑顔を思い出していました。


そして、空中に向かって話しかけていた彼女に幽霊が見えるのかと尋ねるのでした。



見られていたことを知った夜空は衝撃の発言をします。


「私は友達と話していただけだ！エア友達と!!」


いわゆる脳内設定の友達と談笑していたと言う彼女。



話の内容の大半はウソで、自分でも設定とか口を滑らせてしまう彼女。



そんな夜空に小鷹はリアルで友達を作れと言いますが、それができれば苦労はないと言う彼女。

今さら部活に入っても中途半端。



・・・と、その部活という単語に反応した夜空。

急に嬉しそうに教室を出て行く彼女。



その去り際の笑顔にドキッとする小鷹。





後日、放課後夜空に呼び出された小鷹。

彼女は新しい部を作ると。
「隣人部」をと。


大義名分を掲げているものの、内容は友達作りのための部。

しかも、いつの間にか小鷹も部員にされていたのでした。



さっそく勧誘のために作った意味不明のポスターを貼りに校内を回る二人。


すると、さっそく部室の戸を叩く人物が現れます。

それは・・・



夜空曰く、リア充の柏崎星奈。

学園理事長の娘で、金髪碧眼の美人で巨乳、成績も優秀でスポーツ万能。
ナルシシストで高飛車な性格のため、男子からは人気だが同性の友達はいない。

そんな彼女は、友達作りのために普通なら意味のわからないポスターを見て尋ねてきたのでした。


しかし、夜空はそんな彼女を拒むのでした・・・。



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ついに始まった話題作『僕は友達が少ない』！
残念系青春ラブコメ！

見た目がヤンキーの小鷹。
エア友達を作ってしまうほど友達がいない夜空。
リア充だけど友達がいない星奈。

友達を作るため、隣人部がついに始動!?


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