ここから本文です
最終更新:2013年2月27日(水) 21時51分

対馬で盗まれた仏像、韓国裁判所が返還差し止め

 長崎県対馬市で盗まれた仏像が韓国で見つかった事件で、韓国の裁判所が日本への返還を当分の間差し止める仮処分を決定しました。

 問題の仏像は、去年10月、長崎県対馬市の寺から盗まれた「観世音菩薩坐像」です。今年になって韓国のテジョン市で見つかり、日本政府が文化財不法輸出入禁止条約に基づき返還を求めています。

 しかし、韓国の中部にある寺院が「仏像は韓国で作られたもので不当に国外に渡った」として、日本に返還しないよう求める仮処分を裁判所に申請し、裁判所もこれを認めました。

 仮処分では、「仏像が韓国のものか日本のものか分かるまでは日本に渡してはならない」としています。今後の韓国政府の対応が注目されます。(27日19:59)

2013年2月28日(木)のニュース一覧

経済

国際