2013年02月23日
気概
汨羅の淵に波騒ぎ 巫山の雲は乱れ飛ぶ
混濁の世に我れ立てば 義憤に燃えて血潮湧く
権門上に傲れども 国を憂うる誠なし
財閥富を誇れども 社稷を思う心なし
ああ人栄え国滅ぶ 盲たる民世に踊る
治乱興亡夢に似て 世は一局の碁なりけり
昭和維新の春の空 正義に結ぶ丈夫が
胸裡百万兵足りて 散るや万朶の桜花
古びし死骸乗り越えて 雲飄揺の身は一つ
国を憂いて立つからは 丈夫の歌なからめや
天の怒りか地の声か そもただならぬ響きあり
民永劫の眠りより 醒めよ日本の朝ぼらけ
見よ九天の雲は垂れ 四海の海は雄叫びて
革新の時到りぬと 吹くや日本の夕嵐
ああうらぶれし天地の 迷いの道を人はゆく
栄華を誇る塵の世に 誰が高楼の眺めぞや
功名何ぞ夢の跡 消えざるものはただ誠
人生意気に感じては 成否を誰かあげつらう
やめよ離騒の一悲曲 悲歌慷慨の日は去りて
われらが剣今こそは 廓清の血に躍るかな
「青年日本の歌」、海軍将校・三上卓の作詞です。
色々といわくのある人物のようですが、当時の日本を憂う気持ちは持っていたようですね。
もうすぐ2月26日がきます。日本で起きた数少ないクーデター、226事件のあった日です。
決起した陸軍若手将校の気持ちは、この歌にあるように、日本を憂う気持ちであったと信じたいです。惜しむらくは、彼らの採った方法が武力による要人暗殺であったこと。当時の情勢や状況そして彼らの置かれている環境であれば、むしろそうなるのが自然であったかもしれませんが・・。
自分達は今、一見しては安定した平和の中で日々を過ごしています。ただそれは表面的にそう見えるだけであって、本当は危険な時なのかもしれません。今のこの平和は、何もしなくて、ただそこにあるものではありません。影で支えてくれている人がいます。自分達は守られているんです。その事を思い、感謝しながら、日々を過ごしてください。
また、自分達でも出来ることもあります。なにも彼らのようにクーデターを起こせと言っているんではありません。彼らのように日本を考え、思い、行動できる人になりたいと思いませんか。方法は人それぞれでしょう。国民一人ひとりに与えられた権利、義務、責任。これらを果たしながら、より良い国にしていかなければいけないと思います。
自分達は万世一系の日本人です。誇りをもって生きましょう。
人栄えて国滅ぶ 盲たる民世に踊る
広く世界の歴史を見る時、次々と国は興るが衰退し永久の歴史を作る事無く消滅していった。かつて栄えた大国も人々が亡びを見い得ることは無かった筈だ。
冷静に、真として国を見つめるものこそ、亡国の道を感じていたにしろ、国民は栄華を誇る時代に溺れ、利益、欲望を追求し、本来あるべき国の姿を崩壊させ、欲望に盲目化した人民を待つものは終焉。
しかし我国は有史以来、亡ぶ事無く悠久の歴史を築いてきた。
その我国も盲いたる民が蔓延してきたことにより、これを亡国の兆しといわずして何と云うか。
自分は、ただ日本が好きなだけです。
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思うこと
Posted at 2013/02/23 19:36:56
イイね!