11月の「人権教育月間」にちなみ、授業参観がありました。
息子は、「僕の人権をクラスのみんなに考えてもらいたい」と思い立ち、
信濃教育会の先生のご助言もあり、この日は、
参観の時間だけ登校することになりました。
この前日、学校は大騒ぎ、私達親子は、学校の慌てぶりに絶句・・・。
担任の先生には、ムゴイ事をしてしまいました。
この授業は、独断で捌けるものではありません。
何故なら、息子を「差別」し、学校の問題に何も対応しないのは、
上司である、「学校管理者」。
担任は、当然、どのような授業にしたら良いか学校側に相談。
・校長 「自分では判断できないので、学年会で決めろ」丸投げ。
・教頭 「登校させても良いが、発言はさせるな」
・学年会 「おかあさんが喋り出したら、御退出いただけ」
何ですか、この、学校側の大狼狽。
しかし、それもそうでしょうね、
息子は、知事に渡した手紙を読み上げると言っていたのですから。
この件で、夜、学年主任と話をしました。
私 「子供が登校して、発言する、当然の権利でしょう?」
主任「確かに権利だけど、子供達には荷が重いと思う」
私「一部クラスの子供は、この事を知っており、噂だけが先行して、
いつまでも、真実がわからずに、
息子の席が空いている事が負担になっている子もいます。」
主任「もういちど、校長と教頭に電話して、担任から返事させます。」
翌朝、担任より電話あり。
「やはり、校長は発言させられないとの事です・・・」
これを受け、信濃教育会と県教委に電話をしました。
この日、県教委から学校へ電話を入れてくださったのは、
義務教育課のトップの先生です。
「登校して、発言する・・・それを何故学校は駄目だと言うんですかね?」
私「こちらが聞きたいですが」
「子供に発言させないなどあってはならない事。急ぎ、対応します。」
折り返しの電話で、「校長は発言させる方向で検討中との事でした。」
撃沈。
授業参観で学校の都合の悪い事を言われるから、
子供の口をふさぐなど、言語道断。
それに、「おかあさんが話し始めたら、御退出いただけ」って、
授業参観で父兄が喋ったらつまみ出すとは、何の話ですか。
これの、カラクリがすぐにわかりました。
この時、学年の人権係だったのが、
暴行を見ていて止めなかった教師のうちの1人。
今現在も、たった一言の謝罪を求めている息子に対し、
「何の事だかわからない」と言っている教師です。
生徒の人権が目の前でズタズタにされているのを黙って見ていて、
何が人権係なのか。
この日の、授業は、「僕の、私の居心地の良いクラス」というテーマで進行しました。
かなり、たくさんの子が、
「××(息子)の来ていない、クラスはいやだ」
「いつも、33人揃っていないとだめ」
「××の苦しみを、みんなで分け合いたい」と口々に言ってくれ、
さすがの私も涙、良い友達がたくさんいて、これだけは救いだと思いました。
息子の苦しみを33個に分けて、みんなが1つずつ背負ってくれると言う授業になった。
クラスメイトに感謝。
リアル金八特番のような授業。
このクラスにだけ、何故か地域の「人権擁護委員」を入れてきた学校。
「非常に、良い授業であった。」との事。
学年主任に、前の晩言ったんです。
「子供達にとって重いんじゃなくて、あなた達にとって重いのでは?」と。
子供の方が、対処能力がある、ということです。
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