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宮城の郵便ポスト 西表島漂着2月22日 16時56分
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東日本大震災の津波で宮城県南三陸町から流され、およそ2400キロ離れた沖縄県の西表島で見つかった郵便ポストが返却され、22日、仙台市で公開されました。
この郵便ポストは、去年12月に沖縄県西表島の海岸に流れ着いているのを地元の人が見つけたものです。
沖縄県が調査した結果、東日本大震災の津波で南三陸町の歌津地区から流されたものだと分かりました。
そして今月14日には仙台市にある日本郵便の東北支社に返却され、22日、公開されました。
郵便ポストは、発見されたとき中に郵便物などは入っておらず、海草や砂が入っていたということです。
また、南三陸町から西表島までおよそ2400キロもの距離を流されたためか、ところどころが壊れていて表面に貝などが付着していてます。
日本郵便東北支社の松永久秀広報担当係長は、「震災からまもなく2年がたちますが、この郵便ポストがあの震災を忘れてはいけないと、改めて教えてくれているのだと思います」と話していました。この郵便ポストは、来月から仙台市内にある日本郵便の研修センターに展示され、職員向けの研修などに役立てられるということです。南三陸町歌津地区の仮設住宅に住む畠山扶美夫さん(63)は、震災の前、この郵便ポストから200メートルほど離れた所に住んでいました。
畠山さんは、手紙や懸賞のはがき、それに、妻が差し出した新聞の投稿欄へのはがきを出すため週に一度の割合で利用していたということです。
畠山さんは「ポストが見つかったと知った時は非常に驚きました」などと話していました。
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