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道徳ドキュメント「ちがうことをふつうに」


2010年06月27日

境界線

現代というものは便利になったもので、ネットを活用して色々な人とコミュニケーションをとったり、あるいはいろいろな人の本音の乗った文章を見ることができます。そういう意味でブログはインターネットの中でも優れた発明であると思います。
私は自分自身の興味の方向性から、今は見た目問題の当事者のブログなどを暇を見ては拝見させてもらっています。

そんな中いろいろな人の心の内から吐露される言葉を見ては毎度毎度言葉に表せないような思いが胸に渦巻く。
その思いは何なのか。文章を読み終えて感じるのは、単純に別けてしまうのは失礼なことだが、ざっくりと大別して、自分のことをポジティブに捉えている人と、ネガティブに捉えている人がいるということに私の中のセンサーが反応する。単純に別けてしまうのは失礼なことと表現したのは、何事も10人10色であるからだ。十人十色とは言ってもそれでも私の心の中のセンサーの針がプラスに傾く文章とマイナスに振れる文章とがある。必ずどちらかに振れる。

私はどちらかと言うと今ではポジティブな生き方をしている部類だが、最初からそうだった訳ではない。自分の人生に良いことなんて一つもないと思っていた類であるし、なぜ自分だけこのような目に遭うのかと周りのもの全てをを呪ったこともある。一時期などはクラスメイトにも兄弟にも何かあるごとに「死ね」と暴言を吐いていた。私は兄弟の中でも歳の離れた末弟であるので兄弟喧嘩をしていつも負けるのは当たり前なのだが、最後っ屁に「お前なんか死んでまえ!」と兄に浴びせるために余計に報復を受けたものだった。自分に不利益を与えるものや、危害を加えるものは心の底から本当に死んでしまえばいいと思っていた。こういうのを「恨む」「呪う」というのだと今では思う。自分が慎重で臆病な人間であったことを幸運に思う。そうでなければ本当に兄弟や友人を害していたかもしれないからだ。

昔はそんな私であった。だからといって人生をネガティブに捉えている人の気持ちが分かるなどとは思ってはいない。人の心はそんなに単純なものではない。泥沼の中に居て泥に足をとられた人の感覚は陸地に立っている他人様には解らない。一歩前に出ればいいじゃないかと思える光景も、当事者にすればその一歩がなかなかでないのが本当のところだ。私はある意味泥沼の中からやっとこさ陸地に辿り着けた一人であると思う。それには三十数年を費やした。周りの助けもあった。
ネガティブに人生を捉えている人の中には、ポジティブに生きている人をとらえて 「そんなものは偽善である」「平気なフリをして生きていても心の中は真っ黒だ」「単なる自己実現の売名行為である」 と言う人も居るだろうと思う。そう思うのも自由であろうと思う。

しかし本当に人生に希望をもってあるいは何か目標を持って生きている人間の強さは、叩かれても打ち倒されてもまた立ち上がってやり直せるというところにあると思う。目標を失ったり希望が絶望に変わらない限り何度でもやり直しは効く。何かをやり遂げようとする人間は強く生きることができる。


先天性の見た目問題の当事者に限って言えば、おそらく100人いれば99人までが人生の最初の幾ばくかの年数をネガティブに生きているものだと思う。最初からポジティブに生きれる菩薩のような当事者なんてそうそう居ないだろう。居たとしても100年に一人か数百年に一人かそんなものではないか。そもそもが見た目問題当事者であるということが稀有だからだ。しかし人間は自分を変えることのできる生き物であると思うし、他の動物と違って精神性の突出した生命体であるとも思っている。人間が動物と違って尊い存在でありえるのはその精神性に由来している。そこを否定すると人間は動物となんら変わりのない存在に成り下がってしまう。


唯物論者は心などというものは脳細胞の反応にすぎないと言うが、それならばこの心の痛みは何か?と問いたい。
日々誰もが何かに悩み苦しむ様子も脳細胞の反射にすぎないのであれば自殺だって合法にすればいい。脳細胞がコンピューターチップのようなものならばそうすればいい。機能不全を起しているものやパーツが欠損しているモノがいれば機械と同じく処分すればいい。だが実際は違う。
心が痛む時には胸が苦しくなる。締め付けられる。悲しい時には胸からこみ上げる。心は手にとって見せることの出来ないものではあるけれども、しかし反面多くの人がその存在を認めるものであり、感じているものであろうと思う。決して脳から発せられる微細な電流の作用による結果の表れなどではない。
心というものは目に見えないものであり普段蔑ろにしがちであるからこそ、大切にしなければならないものでもあるとは言えないだろうか。

人間の本質は心にこそあり、いろいろな境遇で生まれてそれぞれの問題に向き合って解決したり、挫折したりしていく。そこに結果として心にいろいろな答えが刻み込まれる。それが経験というものだ。生まれに違いがあるのは不公平だという人も居るだろう。神も仏もあるものかと思いたいのも良くわかる。しかし考え方を変えてみて、その人の心の成長に最も必要な経験を得るために与えられた環境であると捉えればどうだろうか。その与えられた環境で経験を積み最善の生き方をする。あるいは紆余曲折浮き沈みはあっても良いが最善の終わり方が出来るように努力する。そういうプロセスを楽しむことのできる人の中には、自分を不幸だと捉えるひとは少ないのではないだろうかと私は思う。





この話を続けるととりとめもなく広がって生死観まで話さなければならなくなるので今日はここまで。











 

posted by _tomohiro_ at 02:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 痣・血管腫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月25日

スパムメールでご迷惑をおかけしている?かもしれません。

スパムウイルスが埋め込まれたSNSに登録してしまったためにトロイの木馬を食らい(かけ)ました。
うちのPCにはカスペルスキー御大が鎮座されており、即座に駆除してくれましたので大丈夫だと思います。

現在メインとサブを合わせて4つのアドレスを使い分けていますが、サブにメールが来ていないことから私のPCはおそらく感染を免れたものと思います。

とはいっても、このトロイの木馬に感染していると最悪の場合私の名義でスパムメールが送信されているかもしれません。
知り合いからお誘いが来たからってホイホイとリンクを踏むもんじゃないですね
(*‘ω‘ *)
えらい地雷が仕掛けられていましたwwwwwww

shtyle.fmというサイトへの登録を勧めるメールが来ていましたらそれはスパムメールですので削除願います。
私の時は登録作業中にトロイの木馬が検出されたのでメールのリンク先は開かないほうが良いです。


shtyle.fmに登録してしまった場合のアカウント削除のしかた。
「shtyle.fm 危険サイトから退会する 」
http://blogs.yahoo.co.jp/tksoft/59813652.html


これを見るとどうやらWEBメールを標的にしているようですね。
WEBメールで登録するときにそのパスワードも求める。
ん?ということはトロイの木馬とWEBメールのパスワードの不正入手で、2重の罠になってますよ!!

@トロイの木馬でPC内メールソフトのアドレス帳を入手。
AWEBメールのパスワードを入力させておいてWEBメールのアドレス帳を入手。




ps : なにはともあれセキュリティーにはお金をケチってはいけませんよ!
    ちなみにカスペル御大は1パッケージで2アカ貰えるのでお得です。
    軽いし、早いし。









posted by _tomohiro_ at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月23日

「アルビノで生きていく」京都でトークライブ

アルビノ・ドーナツの会 の 薮本舞さんが京都でトークライブに出演されます。
トークライブの内容は主にアルビノ(見た目・弱視それに関する問題)についてです。



------------------------以下引用--------------------------------------

皆さん、こんにちは。「ユメブレスト」を企画・運営している
Dream×Possibilityの共同代表、今井紀明です。

7月3日にトークライブとユメブレストを
掛け合わせたイベントを行います。

詳細は下記をご覧ください。

「ユメイベVol.2 アルビノで生きていく」


ユメイベVol.2 ゲストスピーカー
「アルビノ・ドーナツの会」代表 薮本舞

アルビノとは生まれたときから身体の色素がない状態のことをいう。
日本人の中でも異質に見える金髪に白い肌で生まれ育った薮本舞が
アルビノから見た社会の問題点やその中でもどう生きていくかを語る。

薮本舞プロフィール
「アルビノ・ドーナツの会」代表 全身アルビノとして生まれる。
全身アルビノ、、弱視として生まれる。髪の毛はクリーム色・肌は比較的白い。
アルビノ当事者の方や当事者家族や友人との交流会や
他の団体とのネットワークづくりを精力的に活動しながら
現在、医療・福祉の勉強をしている。


「ユメイベVol.2 アルビノで生きていく」詳細
7月3日(土)
16:30~17:00 開場
17:00〜18:30 トークライブ
18:40〜19:50 ユメブレスト 〜コーヒーセッション〜

ユメイベ 場所:
プレマヴィレッジ京都 2F セミナールーム

〒600-8424
京都市下京区室町通高辻上る山王町569
プレマヴィレッジ京都
プレマ株式会社
◎阪急烏丸駅26番出口より徒歩6分
◎地下鉄四条駅6番出口より徒歩5分
(京都私学会館向かい)
http://www.prema.co.jp/company/map.html

参加費:500円

定員:70名

参加申し込み:
事前にある程度の参加者数を把握するために
dp.noriakiimai@gmail.comまで参加申し込みの旨をお伝えください。

企画・運営
Dream×Possibility
http://yume-brainsto.jugem.jp/

トークライブ後には
Dream×Possibilityによる「ユメブレスト」が開催されます。
自分の夢、目標を言葉にすることで、日々の活力を失わないように、
自分自身を理解するように、そして仲間とめぐり合うために行われるイベントです。
後半にはコーヒーを飲みながらの自由な交流も予定しています。

ユメブレストの様子はこちら。http://yume-brainsto.jugem.jp/?eid=9

------------------------ ここまで --------------------------------------



薮本さんは現在医療系の学校に通学し勉強しつつもアルビノ当事者の患者会の運営や、今回のような「見た目問題」を取り上げたイベントを両立するという”本人曰く”殺人的スケジュールをこなしておられます。皆さん応援しあげてくださいね。




興味のあるかたはぜひイベントにご参加ください。







posted by _tomohiro_ at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 痣・血管腫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする