生徒に暴行していた教師が書類送検されたということで
新聞にも載った事件で
被害者の母親が書いたと思われるブログを読んだ。学校自体うちからすぐのところにあり毎朝前を通っているだけに気になるニュースである。2ch経由でブログの存在を知ったのだがそこではモンスターペアレントの暴走ということになっていた。
息子が暴行されて親が怒るのは当然でそこで行き過ぎたことがあってもおかしくはない。確かに教育委員会、市長、知事と次々と会っていく行動力はものすごいがこれでモンスターというのは言いすぎだと思う。結構力を持っている人とのつながりがあって知識もあり行動力もあるというだけである。悪いのは教師とそれを取り巻く環境であることは間違いない。
その上でいくつか疑問点を挙げる。なぜその子だけが呼び出されたのだろうか。主犯格ということになってはいないか。また事件の概要を子供の供述から説明しているが、泣きながら「バスケがしたいです」というのは有名なスラムダンクのワンシーンで作られた感がある。本当にやったのだろうかと思ってしまう。著者の周りにいる人はどうしてこれを指摘してあげないのだろうか。中学生の子供を持つ親なら同年代にスラムダンクを知っている人がいるはずだ。本当であっても表現をごまかしておかないと嘘に思われる可能性が高い。
なお、この子供はいじめられて泣き寝入りしたり逃げ出したりするような子ではない。いざとなったら反撃もできることはブログの記述から読み取れる。がしかし肩と肩がぶつかってというよりタックルであると言う主張は正しいだろう。身長が大人170cm子供140cmとして軽く肩と肩をぶつけてみればわかる。中腰でこつんというのはどう見ても無理がある。ここはタックルか下手をすれば人間魚雷だろう。吹っ飛ばされたのも合点がいく。
そもそも教師の最初の対応からして間違っている。
>息子「ボクだけふざけてたわけじゃないです」
に対して
>該当教師「(息子に向かって)てめー、嘘ついたんじゃねーか!」
とあるのだが息子はふざけていなかったとは言っておらず他にもふざけていた人がいると言ったのだ。しかもM教師もふざけているので教師はまず一緒にふざけていたM教師を注意すべきではないだろうか。
最大の問題は学校の対応である。校長の対応はもちろんおかしいとわかっていても指示に従う教師もどうかしている。担任や教育長などまだまともな人がいることが救いだが学校としての対応はお粗末である。事件となったことで責任問題が起きるが校長の首を変えただけでなく職員の大半の問題意識も考え物だろう。ブログにあげられた人全員処分されても見てみない振りをしていた人もいる。全員教員免許取り上げとしてもでは今までの授業をどう引き継ぐかという問題が残る。こういう事態を見ていた生徒はもちろん本当に関係のない生徒まで巻き込んでしまった。卒業生も母校の不祥事で嫌な思いをすることになるだろう。
学校のホームページを見てみた。校長室よりというところは現在準備中になっているようだ。
最後に地域住民として教師の中に運転マナーが悪く割り込み運転や一時停止をしないマイカー通勤の人がいる。白いスポーツタイプのインテグラだかインプレッサだかのスポーツタイプの車に乗っていたように思う。まだ現役かどうかはわからないが何度か車をぶつけられそうになり怖い思いをした覚えがある。また主婦の会話で穂高の中学は荒れているから子供を預けられないという話をずいぶん前に聞かされたことがあるがここまでひどいとは思わなかった。
被害者の子供はまだ1年生。この環境で3年まではかなり厳しそうだが頑張って生きて欲しいと思う。