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J2上位を快走!湘南・チョウ監督(5月9日)
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【サッカー】仙台イタイ ACLドロー発進2013年2月27日 紙面から ◇ACL1次L<第1戦> 仙台1−1ブリラムアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は26日、各地で開幕して1次リーグを行い、Jリーグ勢はE組で初出場の仙台がホームでブリラム(タイ)と1−1で引き分けた。F組の浦和はアウェーで中国スーパーリーグ王者の広州恒大(中国)に0−3で完敗した。 仙台は後半8分に梁勇基がPKを決めて先制したが、31分にCKから失点した。浦和は終始劣勢で前半に逆襲から先制され、後半もミスが続き2点を失った。 1次リーグは32チームが8組に分かれ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進む。G組の昨季J1王者の広島とH組の柏は27日に初戦を迎える。 気温2・9度。残雪が積み上げられた極寒の杜(もり)の都で、仙台イレブンが大ブレーキ。後半8分、主将MF梁勇基のPKで先制すると、一気呵成(かせい)に攻め立てた。ただ、肝心の決定力を欠き「チャンスの後にピンチあり。点を取り切らないと痛い目にあう」とは手倉森監督の弁。勝負の常を知る指揮官の言葉通り、同31分に左CKから痛恨ヘッドを浴びた。手をかけていたはずの「アジア1勝」はあっけなくこぼれ落ちた。 初参戦のACL初戦、準備は万端だった。ブリラムの直近の試合映像を取り寄せ、選手個々の特徴、攻撃パターンを入念に分析。前半は3トップを敷き、後半開始から2トップへシフトチェンジすることで相手守備陣を幻惑させるゲームプランも奏功した。ただ、寒さで体が動かずパスミスの山を築いた。ゲーム勘が戻らず、決定機では冷静さを欠き、「この時期のナイターは初めてでズレがあった」とも指揮官は話した。 皮肉にも、準備不足なのはブリラムだった。「仙台の分析はほぼなかった。アバウトなので、ACLのプレーオフの時も(相手分析は)紙切れ1枚」(ブリラムMF平野)。そんな格下の老かいさに手を焼き、勝率6割超を誇った昨季の先行逃げ切りパターンまで崩壊。想定外のドロー発進。仙台がJ開幕・甲府戦で仕切り直しを余儀なくされた。 (松岡祐司) PR情報
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