ドミニカ選手の身分詐称が続きDNA検査を導入

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 野球の未来はDNA検査の結果にかかっていると7月22日付でニューヨーク・タイムズ紙が報じた。
 
 才能豊かな選手の宝庫であるドミニカ共和国で、未契約の若手ナンバーワンといわれているミゲル・サノ選手が、申告どおりの16歳であることを確認するための骨スキャンを受け、筋肉増強剤を使用していないことを調べるための血液、尿、便をMLB調査部門に提出した。

 MLBはサノの検査結果を公表していないが、申告どおりの16歳ならば、少なくとも6球団が300万ドル(約3億円)以上の契約金を提示するだろうといわれている。

 電話インタビューに応えたサノは「年齢にウソがないことを信じてもらうために、いわれた検査を受けた」と述べた。

 MLBはドミニカ共和国の選手を巡って起きている身分詐称問題に対処するため、例外的に検査を行っていると書面で認め、検査結果は他の目的には使用しないといっている。

 高額の契約金で獲得した選手が、のちに年齢を偽っていたことが判明するなど、しばしば苦い思いをしてきたMLBは、球団を守るためにDNA検査と骨スキャンを行うことにした。

 しかし、アメリカ合衆国は11月に実施される法律で、国内の企業が被雇用者とその親族に対してDNA検査を行うことを禁じており、個人情報保護の観点からいっても問題があるとする意見もある。

 選手の身分詐称はトレーナーや代理人が多額の手数料目的で行う場合が多いという。サノの代理人は「システムの欠陥を悪用した選手がいたせいで、まったく信用されなくなってしまった。ドミニカ共和国で身分を証明する確実なシステムができるまで、残念ながら検査は必要だ」という。

 先週、ヤンキースが契約したドミニカ共和国の選手が、実は別人であったことがわかり、MLBから契約の無効をいいわたされている(7月16日付スポーツ・イラストレイテッド)。

 ダミアン・アレドンド遊撃手はスイッチヒッターで、強肩とスピードが魅力だった。しかし、MLBの調査部門が調べたところ、アレドンドと名乗っている選手はアレドンドではなく、16歳より上であることもわかった。

 新しいMLB規則では、身分を詐称、または年齢を偽った選手は、他球団と1年間は契約することができない。

 

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