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【大リーグ】中島「前にボールを飛ばしたい」 4打数3K、前に飛んだのは二飛2013年2月27日 紙面から
アスレチックスの中島裕之内野手(30)は25日(日本時間26日)、当地でインディアンスとのオープン戦に6番遊撃で出場。2打数無安打2三振に終わり、6回の守備から退いた。これでオープン戦2試合に出場して4打数3三振、1四球。外野に打球が届かない現状に、明るく振る舞いながらも「そろそろ前に飛ばしたい」と自虐的だった。また、アスレチックスとマイナー契約を結び、2年ぶりのメジャー復帰を目指す岡島秀樹投手(37)は3番手として4回に登板。1イニングを1安打1四球ながら無失点で切り抜けた。 空を切り続けるバットに、中島は自虐的に笑うしかなかった。「アウトでもいいから、そろそろ前に打ちたい。まだ(しっかりと)前に飛んでないんでね…」。この日の2三振を合わせて、オープン戦2試合で4打数3三振1四球、前に飛んだ打球は二飛だけ。いまだ外野にすら打球を運べない。その笑顔はどこかしら硬かった。 打撃不振の原因はメジャー特有の動くボールの存在だ。「キュッと曲がると思っていたが、そんなに曲がらなかった。スライダーかカットボールかちょっとわからない感じ。仕留められる球はあったけど、それを打ち損じてる」。真ん中付近に来た球もあったものの、タイミングを微妙に外す相手投手の投球術にはまり、振り遅れのスイングが目立った。開幕投手候補のマスターソンにWBC米国代表のペスタノ。シーズンでも対峙(たいじ)するであろう一流との対戦に、「振りにいって合わせる」というテーマを掲げたが、自身のスイングはさせてもらえなかった。 散々に終わった結果とは裏腹に、決して表情は暗くはなかった。「1本打てば普通に打てだす。今日はカットボールの感じをよく見られた。参考になった」とメジャー投手の球筋を経験したことを収穫として捉えた。ベンチから見守ったメルビン監督も「今はまだ学習している段階」と意に介さなかった。大きな憧れを胸に、2年越しで移籍したメジャーの舞台。中島は日々、新たな課題に直面しながら、前進していくしかない。 (穐村賢) PR情報
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