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【プロ野球】

大谷 対外試合初ヒット 初フル出場も果たした

2013年2月27日 紙面から

広島との練習試合で右前打を放つ大谷。後方右は栗山監督=沖縄・名護市営球場で(沢田将人撮影)

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 二刀流ルーキーがまずは、ポスト糸井への道を踏み出した。日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(18)=花巻東高=は26日、広島との練習試合(名護)に3番・右翼で登場。対外試合では初のスタメン出場で、第3打席では右前に初安打を放った。

 高卒新人のスタメン・デビューが、いきなり中軸だ。3番・右翼といえば、昨年リーグ優勝に貢献しながら、今キャンプ直前に電撃トレードでオリックスに移籍した糸井の定位置。交換でオリックスから入団してきた赤田や若手の谷口らが、目の色を変えて争っているポジション。栗山英樹監督(51)の期待の大きさが分かるというものだ。

 5回1死一塁で回ってきた第3打席。相手はプロ未勝利で3年目の右腕・中崎だった。カウント2ボール1ストライクで迎えた4球目、低めのスライダーを空振りして平行カウントになったが、5球目、ほぼ同じ所に来た同じスライダーをとらえた。対応能力の高さを見せる右前安打だ。「直球しか考えていなかったが、1球見ていたので、追い込まれてからスライダーを打てたのが良かった」と胸をなで下ろした。

 初安打に初のフル出場と、初づくしで存在感を見せつけると「守備で緊張すると思ったけど、思ったよりリラックスして守れて良かった。(時間が)早く感じて楽しかった」と笑った。

 栗山監督は大谷の進化に一喜一憂せず「きょうは相当疲れただろうから、その張りの中で、あすの打撃投手がどうなるかを見てみたい」と、淡々と次を見据えた。これぐらい当然と言わんばかりだった。 (竹村和佳子)

 

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